すでに決勝トーナメント進出を決めているスペインが、グループリーグ最終戦サウジアラビアを1−0で下し、3戦全勝、グループ首位で決勝トーナメントに駒を進めた。ルイス・アラゴネス監督は、レギュラー組を温存し、控え組でサウジアラビア戦に挑む余裕を見せた。もたつく展開となりながらも、前半36分に今大会初出場となったDFフアニートのゴールを守りきり勝利を収めた。

試合後、アラゴネス監督は、「勝ち点9でグループリーグを終えたことには満足している。前半は悪くなかったし、もっとゴールを決めることができたと思う。だが、後半は悪かった。これには満足できない。サウジアラビアはプレッシャーをかけ、ゴールチャンスも作たし、少なくとも引き分けになったかもしれない試合だった。これから本当の意味でのW杯が始まる。どんな相手であれ敬意を持って戦っていく」と語った。

また、決勝ゴールを決め、マン・オブ・ザ・マッチにも選ばれたフアニートは、「W杯でゴールを決めることができてうれしいよ。今まで出られなかった選手達にとって監督にアピールするチャンスでもあったし、僕たちはベストを尽くした。決勝トーナメント1回戦でどこと対戦するかは気にしていない」と喜びのコメントを残した。

スペインは、6月27日(火)、ハノーバーにてG組2位と対戦する。