仕事に、家事に、子育てに。同じようなことをしているようでも、時間の使い方や暮らしぶりに余裕がある人と、バタバタと慌ただしく1日が終わってしまう人。その違いはどこにあるの?
今回は、上手に時間をやりくりして、暮らしも気持ちもゆとりをもって自分らしく過ごしているインスタグラマー・穴吹愛美さんに話を聞いてみました。

朝家事で暮らしを整え、家族と好きなものに囲まれて過ごす




忙しくても充実した毎日を過ごす秘訣は?

元気いっぱいの3人の子育てをしながら、自ら営む美容室の仕事をし、おしゃれな暮らしぶりがインスタでも大人気の穴吹さん。
「あわただしい毎日ではありますが、好きなものに囲まれて気持ちよく暮らしたいから、朝は早起きして静かなうちに家の中を整えます。とはいえ、完璧にするのは無理! 手を抜けるところは抜き、気分よく過ごすことを優先しています」

自宅は3階建てなので、行ったり来たりが少なくてすむように動線を考えながら動いたり、食事の支度のときには副菜を多めにつくってつくりおきにするなど、ちょっとした工夫の積み重ねで、家事をラクに。
「時間をやりくりして、家族と犬の散歩に出かけるのが最近の楽しみ。夜子どもが寝たあと、やっと少しのんびりします」


自宅の近くで営む美容室はコンテナを改装したこだわりの空間。子育て中の今は顧客を絞って営業中。


インスタグラムでは、子どもたちや犬の“テス”のキュートな表情をアップ。


背景に映るすてきな空間も人気の理由。

●穴吹さんの時間使いの3つのルール



(1) 朝のゴールデンタイムにできるだけ家事を回す

朝は家事がはかどるゴールデンタイム。家族より約1時間早起きして、静かなうちに始動します。「毎日使う場所だけさっと掃除したり、朝食やお弁当、夕食の下準備も」

(2) 動線を考えてムダな動きを省く

1階の寝室・洗面所、2階のLDK、3階のクローゼット・洗濯物干し場に、それぞれ移動するついでに家事をするのを習慣に。「何度も往復しないですむようにしています」

(3) ちょい前倒しで家事の負担を軽くする

夜のうちに洗濯機のタイマーをかけたり、食事の支度のついでに翌日のお弁当や数日分のつくりおきをするなど、少しだけ家事を前倒し。「それだけで、あとがグンとラクに」

1日をいかに効率よく過ごすかで、時間の流れは変わってくるもの。自分の性格やライフスタイルに合わせながら、ゆとりのある毎日を過ごせたら理想的ですよね。そんな自分時間の使い方、ぜひ見つけてみてください。

<撮影/山田耕司 取材・文/ESSE編集部>

●教えてくれた人
【穴吹愛美さん】



夫、長男(11歳)、長女(9歳)、二男(7歳)の5人家族。約14万フォロワーのインスタグラム(@mmhmm5638
)も人気。著書に『くり返しの毎日をご機嫌にする日用品
』(主婦の友社刊)ほか