公共料金の支払い「口座振替」と「クレジットカード」どっちがおトク?
固定費として毎月支払う、「水道・光熱費」。必ず支払うならおトクな方がいいですよね! 消費経済ジャーナリストの松崎のり子さんに、水道・光熱費は口座振替とクレジットカード払い、どちらがいいのか教えていただきました。
おトクに支払いができるのは?(※画像はイメージです)
毎月必ず払う水道・光熱費は、できることなら少しでもおトクに払いたいものです。口座振替とクレジットカード払いだと、どっちがおトクなの? お金のプロに聞きました。
【水道・光熱費 5000円のケース】
口座振替割引(55円の場合):55円
ポイント還元相当額(還元率0.5%の場合):25円
ポイント還元相当額(還元率1%の場合):50円
【水道・光熱費 5500円のケース】
口座振替割引(55円の場合):55円
ポイント還元相当額(還元率0.5%の場合):27.5円
ポイント還元相当額(還元率1%の場合):55円
【水道・光熱費 6000円のケース】
口座振替割引(55円の場合):55円
ポイント還元相当額(還元率0.5%の場合):30円
ポイント還元相当額(還元率1%の場合):60円
【水道・光熱費 1万1000円のケース】
口座振替割引(55円の場合):55円
ポイント還元相当額(還元率0.5%の場合):55円
ポイント還元相当額(還元率1%の場合):110円
【水道・光熱費 1万2000円のケース】
口座振替割引(55円の場合):55円
ポイント還元相当額(還元率0.5%の場合):60円
ポイント還元相当額(還元率1%の場合):120円
水道・光熱費をクレジットカード払いにすると、カードのポイントがつくので、口座振替よりおトクと考えがちですが、必ずしもそうとは限りません。というのは、口座振替にすると「割引」があるからです。どっちがおトクかは、割引額と還元されるポイントを比較することでわかります(上表)。割引額は支払料金に関係なく一律で、たとえば東京電力エナジーパートナーと東京ガスの場合は55円、東京都水道局は50円(※)
一方、ポイントは支払う光熱費とカードのポイント還元率によっておトクになる金額が違ってきます。口座振替割引額が55円の場合と比較すると、還元率1%のカードなら光熱費5500円超でおトクになりますが、一般的な還元率0.5%のカードだと1万1000円でやっと割引額の55円に届きます。
ほぼ毎月のように電気代やガス代を1万1000円超払っている場合はカード払いがおトクになりますが、そうでない場合は口座振替の方がおトクに。また水道・光熱費などの公共料金の支払いが、ポイント還元の対象外のカードもあるのでまずは確認を。
※「口座振替割引」がない事業者や自治体もあります。また割引される金額は各事業者や自治体で要確認
<イラスト/あべさん 取材・文/ESSE編集部>
●教えてくれた人
消費経済ジャーナリスト。生活情報誌の編集者として20年以上にわたってマネー記事を担当し、「貯まる人」と「貯まらない人」のヒミツを分析。著書に『3足1000円の靴下を買う人は一生お金が貯まらない
』(講談社刊)などがある。
おトクに支払いができるのは?(※画像はイメージです)
水道・光熱費を払うならどっち?(口座振替)VS(クレジットカード払い)
毎月必ず払う水道・光熱費は、できることなら少しでもおトクに払いたいものです。口座振替とクレジットカード払いだと、どっちがおトクなの? お金のプロに聞きました。
●水道・光熱費の金額別口座振替割引とポイント還元相当額の比較
【水道・光熱費 5000円のケース】
口座振替割引(55円の場合):55円
ポイント還元相当額(還元率0.5%の場合):25円
ポイント還元相当額(還元率1%の場合):50円
【水道・光熱費 5500円のケース】
口座振替割引(55円の場合):55円
ポイント還元相当額(還元率0.5%の場合):27.5円
ポイント還元相当額(還元率1%の場合):55円
【水道・光熱費 6000円のケース】
口座振替割引(55円の場合):55円
ポイント還元相当額(還元率0.5%の場合):30円
ポイント還元相当額(還元率1%の場合):60円
【水道・光熱費 1万1000円のケース】
口座振替割引(55円の場合):55円
ポイント還元相当額(還元率0.5%の場合):55円
ポイント還元相当額(還元率1%の場合):110円
【水道・光熱費 1万2000円のケース】
口座振替割引(55円の場合):55円
ポイント還元相当額(還元率0.5%の場合):60円
ポイント還元相当額(還元率1%の場合):120円
●水道・光熱費が比較的、少ない場合は口座振替の方がおトク
水道・光熱費をクレジットカード払いにすると、カードのポイントがつくので、口座振替よりおトクと考えがちですが、必ずしもそうとは限りません。というのは、口座振替にすると「割引」があるからです。どっちがおトクかは、割引額と還元されるポイントを比較することでわかります(上表)。割引額は支払料金に関係なく一律で、たとえば東京電力エナジーパートナーと東京ガスの場合は55円、東京都水道局は50円(※)
一方、ポイントは支払う光熱費とカードのポイント還元率によっておトクになる金額が違ってきます。口座振替割引額が55円の場合と比較すると、還元率1%のカードなら光熱費5500円超でおトクになりますが、一般的な還元率0.5%のカードだと1万1000円でやっと割引額の55円に届きます。
ほぼ毎月のように電気代やガス代を1万1000円超払っている場合はカード払いがおトクになりますが、そうでない場合は口座振替の方がおトクに。また水道・光熱費などの公共料金の支払いが、ポイント還元の対象外のカードもあるのでまずは確認を。
※「口座振替割引」がない事業者や自治体もあります。また割引される金額は各事業者や自治体で要確認
<イラスト/あべさん 取材・文/ESSE編集部>
●教えてくれた人
【松崎のり子さん】
消費経済ジャーナリスト。生活情報誌の編集者として20年以上にわたってマネー記事を担当し、「貯まる人」と「貯まらない人」のヒミツを分析。著書に『3足1000円の靴下を買う人は一生お金が貯まらない
』(講談社刊)などがある。