忙しい毎日、家事はできるだけ手早くすませたいですよね。とくに、とりかかるのもちょっと面倒な苦手家事は、気持ちものらないから余計に時間がかかることも…。そんな苦手な家事を効率よくすませるには? 整理収納アドバイザーの水谷妙子さんが実践しているコツを教えてもらいました。

ものにまかせて家事を手放す



仕事をこなしながら、家事や3人の子育てにと忙しい毎日を送る水谷さん。自分らしく暮らすために心がけているのは、「家事をひとりで抱え込みすぎず、ときにはものや家族にまかせること」。そうやって家事を上手に手放すことで、自分の時間をつくれると言います。
そんな水谷さんの家事ルールを紹介します。

●毎日使う洗剤は量らない!




食洗機用洗剤と洗濯洗剤は、計量が必要ないタブレットタイプを愛用。「量る手間も省けるし、液だれする心配もなし」。少量の洗濯にはワンプッシュ式洗剤を。

●食洗機ファーストで洗い物はしない




「洗い物に手間をかけたくないので、最大限食洗機に頼ります。たくさん食器が入るように入れ方を徹底的に工夫しています」


鍋も食洗機に入れるほか、ときにはコンロの五徳を洗うことも。

●食洗機基準で食器をセレクト




イタリア「サタルニア」のオーバル皿など、食器は食洗機で洗える業務用がメイン。楕円形は食洗器に入れやすいので重宝です。


黒い汁椀は「中川政七商店」の食洗機OKの漆器。


こちらは、フランス「アピルコ」のボウル。

●お弁当のおかずはつくらない




長女の学校の長期休み中は、学童へ持っていくお弁当が必要。「毎日おかずをつくるのは大変なので、市販の冷凍おかずを3〜4個つめています」。お弁当は約5分で完成。

教えて!水谷さんの時間術



時間の使い方が上手な水谷さんに、気になることを聞いてみました。

●Q:ふとできた隙間時間はなにをする?





スマホでできる簡単なメール返信

仕事関係の簡単なメールの返信は、夕食後、子どもとソファに座ってテレビを観ている合間などにスマホでさっとしてしまいます。未返信メールをため込まずにすむので、気分的にもラクに。

●Q:子どもとの時間はどう確保している?





無理して時間はつくらず生活の流れのなかで

休日は家族ですごろくをしたり近所の公園に行ったり。平日はお風呂の中でその日の出来事を聞くほか、子どもが宿題をしているそばに座ってコミュニケーションをとるようにしています。

家事を効率よくすませることでうまれた時間、どんなふうに使いますか? 子どもや家族とゆっくり過ごしたり、自分の時間を楽しんだり。時間を上手にやりくりして、充実した毎日を過ごしてみませんか。

<撮影/山田耕司、林ひろし 取材・文/ESSE編集部>

●教えてくれた人
【水谷妙子さん】



整理収納アドバイザー。夫、長女(8歳)、長男(6歳)、二男(4歳)の5人家族。片づけ講座などを行うほか、雑誌やテレビ、Webでも活躍中。近著に『無印良品ではじめる新しい習慣
』(扶桑社刊)