まだまだ手放せないマスク。緊急事態宣言が明け、段々とに外に出る機会が増えつつある今、必須のアイテムです。

「髪型は前髪がいちばん大事!」と話すのは、女性の髪問題に詳しいヘアライター佐藤友美(さとゆみ)さんと、人気ヘアサロンMINXのディレクター八木花子(八木ちゃん)さん。

今回は、50代の読者をモデルに、マスク時代の前髪の印象について教えてもらいました。


前髪はたった1cmで印象が変わる

マスク時代は前髪のイメージがいちばん大事に



さとゆみ:「上顔(うえがお)印象」なんて言葉も生まれましたけれど、マスク時代って、顔の上半分の印象が大事になりますよね。

八木ちゃん:もともと髪型って、前髪がすごく大事なんです。人は、相手の目を見て話すので、前髪がいちばん目に入るんですよね。

さとゆみ:そうそう。私もよく、「毛先の10cmよりも前髪の1cmのチェンジのほうが、人に気づかれる」って話をします。

八木ちゃん:そうなんですよ。それが、マスク時代はさらに! って感じですよね。下半分が覆われているから、より、前髪のイメージがすごく大事になってきたんです。

●目にかかるくらいの前髪だと目力ダウン



さとゆみ:具体的に、注意すべきポイントってありますか?

八木ちゃん:目にかかるくらいの前髪って、マスクがないときはそこまで気にならないものです。


マスクがない状態だと、とくに気にならない少し長めの前髪

さとゆみ:でも、マスクをしていると、目力がずいぶん弱まってしまうなと感じます。


マスクをしていると、肌が見える面積が少なく、長めの前髪が目力を弱めてしまう。

八木ちゃん:ですので、半端に目にかかる長さでしたら、思い切って目を出してしまうほうが、ぱっと明るい雰囲気になりますよ。


今回は、前髪だけをカット。目にかからない長さまで、1cmほど切りました。

●肌を見せる面積を増やすと若々しく明るい印象に!




目がしっかり出る長さでカット。若々しく、明るい雰囲気に。

さとゆみ:うわ、1cm切っただけなのに、ものすごく印象変わりますね。

八木ちゃん:そうなんですよ! マスクをすることが多くなったいまは、目元をしっかり出してあげて、肌を見せる面積を増やしてあげると、明るい印象になります。もちろん、マスクをしないときにも、バランスのいい長さです。


マスク無しでも、もちろんOK。爽やかな印象。

さとゆみ:ほんの少しの差ですが、ずいぶん違うとびっくりしました。

八木ちゃん:今、なんだか顔が晴々しないな、くすんでいるなと思う方は、ぜひ前髪にも着目してみてください。


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<撮影/林絋輝 モデル/市原千絵 取材・文/佐藤友美>

●教えてくれた人
【佐藤友美さん】



1976年北海道知床半島生まれ。日本初のヘアライター&エディター。「美容師以上に髪の見せ方を知っている」とプロも認める存在。歯切れのいい解説で、テレビ、ラジオ番組などで活躍。著書に『女の運命は髪で変わる
』(サンマーク出版)、『髪のこと、これで、ぜんぶ。
』(かんき出版)

【八木花子さん】



1979年静岡県藤枝市生まれ。人気ヘアサロンMINX銀座店
の美容師。自宅での手入れが簡単で、個性を引き出すヘアスタイルが得意。悩める大人女性へのアドバイスや提案が適切で、MINXの中でも絶大な人気を誇る。国内外セミナー、TV出演、アート雑誌の連載等活躍は多岐に渡る。

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