水きりカゴはなくて正解。食器洗いとキッチンリセットがラクに
キッチンの作業台に十分なスペースがない場合、ストレスに感じることもある水きりカゴ。また、カビやぬめりも出やすいため、お手入れも意外と面倒です。
暮らしのプロ・ライフオーガナイザーの高田舞子さんは、1年前に思いきって水きりカゴをやめたところ、キッチンがスッキリしたそう。
今回は、水きりカゴをなくしたあとの、食器洗いの工夫や、欠かせないアイテムについて教えてもらいました。
わが家は食洗器のない賃貸マンション住まいです。実家暮らしや、ひとり暮らしのとき、さらには結婚してからも、水きりカゴを当然の道具として使っていました。
しかし、キッチンで毎日使う道具は、水垢やカビが発生してしまうのが困りもの。その掃除やメンテナンスが面倒で、思いきって1年前に水きりカゴをなくしました。
関連記事:水きりカゴは本当に必要?捨てたらむしろキッチンがきれいに
そんなわが家の、現在のキッチンリセット習慣をご紹介します。
今は、もともと水きりかごを置いていた作業台に、洗った食器を積み上げています。
限られたスペースのため、最初の頃は食器を上向きにスタッキングして積み上げていました。このあと、ふきんで水分を拭きとる作業に入ります。
しかし、夫の洗い物の作業行程は少し違っていました。食器類が逆向きに重ねられているのです。
そして、洗い終わった食器や鍋も一定時間、置きっぱなし…。
最初の頃は「なんで逆?」「休憩かな」くらいに思っていたのですが、そんな夫を真似てみると、大きな発見が。
一番下の食器や鍋には、かなりの水が溜まっています。え! 拭きとり作業が格段にラク〜!
考えてみれば当たり前のことです。食器の向きを下向きにすることで、水分が自然に下に落ちるのですから。
思い返せば、水きりカゴがあったときも下向きに重ねていたのに、作業台に直接濡れた食器を重ねていくとなると、固定概念が邪魔するようになったのかもしれません。今のルールは、下向き×一定時間放置です。
食器を拭いたあとの作業台は水浸し。ここで欠かせないアイテムが、このスクイージーです。シリコン製でしなやかな素材のため、作業台を傷つけることなく、水分をシンクへ移動できます。
ほんの数回拭きとるだけで、この状態に。これがあれば、台拭きがなくても大丈夫。
形もコンパクトで見た目もシンプルなので、作業台に置きっぱなしでも気にならない便利グッズ。私の台所仕事には欠かせない神アイテムです。
拭き上げた食器は、できるだけ空気に触れるように間隔をあけて並べて自然乾燥。
夕飯で使った食器は、寝る前に食器棚に片づけるのが基本です。鍋も収納場所に戻してから寝室へ。
食器を片づけるのを忘れて寝てしまっても、もちろんOK。翌朝の最初の家事で、食器や道具を片づけければ問題ありません。ルールは縛りすぎないほうが継続できます。
ご飯も鍋で炊くわが家。五徳まわりは、吹きこぼれや油はねで毎日汚れます。食器を乾燥させる際に、コンロまわりもリセットするのが習慣。最後はセスキ炭酸水で拭き上げています。
五徳を外しておくことで見た目もスッキリ、掃除もしやすくきれいな状態を維持しやすくなりますよ。
キッチンはものも作業も多く、複数の要素が立てこんでいる空間です。水きりカゴを手放したことで、水垢やカビの掃除などのカゴのメンテナンスに悩むこともなくなりましたし、何より空間がスッキリして、心もスッキリ。
片づけはなにごとも習慣です。ルールを継続できなかったり、ストレスを感じて習慣化できなかったりしたときは、その行程は自分に合わないということ。グッズを投入したり手放したり、動線の見直しをしたりしながら、自分なりの仕組みづくりをしてみてくださいね。
●教えてくれた人
ライフオーガナイザー1級、フランス政府認定アロマテラピー協会日本支部アミーアロマジャポンのアドバイザー。自身の子育ての経験を生かして活動中。ブログ「Cotton Style
」では暮らしに役立つ情報を配信している
暮らしのプロ・ライフオーガナイザーの高田舞子さんは、1年前に思いきって水きりカゴをやめたところ、キッチンがスッキリしたそう。
今回は、水きりカゴをなくしたあとの、食器洗いの工夫や、欠かせないアイテムについて教えてもらいました。
食洗器なし、水きりかごなし!わが家のキッチンリセット習慣
わが家は食洗器のない賃貸マンション住まいです。実家暮らしや、ひとり暮らしのとき、さらには結婚してからも、水きりカゴを当然の道具として使っていました。
しかし、キッチンで毎日使う道具は、水垢やカビが発生してしまうのが困りもの。その掃除やメンテナンスが面倒で、思いきって1年前に水きりカゴをなくしました。
関連記事:水きりカゴは本当に必要?捨てたらむしろキッチンがきれいに
そんなわが家の、現在のキッチンリセット習慣をご紹介します。
●食器洗いの工夫
今は、もともと水きりかごを置いていた作業台に、洗った食器を積み上げています。
限られたスペースのため、最初の頃は食器を上向きにスタッキングして積み上げていました。このあと、ふきんで水分を拭きとる作業に入ります。
しかし、夫の洗い物の作業行程は少し違っていました。食器類が逆向きに重ねられているのです。
そして、洗い終わった食器や鍋も一定時間、置きっぱなし…。
最初の頃は「なんで逆?」「休憩かな」くらいに思っていたのですが、そんな夫を真似てみると、大きな発見が。
一番下の食器や鍋には、かなりの水が溜まっています。え! 拭きとり作業が格段にラク〜!
考えてみれば当たり前のことです。食器の向きを下向きにすることで、水分が自然に下に落ちるのですから。
思い返せば、水きりカゴがあったときも下向きに重ねていたのに、作業台に直接濡れた食器を重ねていくとなると、固定概念が邪魔するようになったのかもしれません。今のルールは、下向き×一定時間放置です。
●絶対必要の神アイテム
食器を拭いたあとの作業台は水浸し。ここで欠かせないアイテムが、このスクイージーです。シリコン製でしなやかな素材のため、作業台を傷つけることなく、水分をシンクへ移動できます。
ほんの数回拭きとるだけで、この状態に。これがあれば、台拭きがなくても大丈夫。
形もコンパクトで見た目もシンプルなので、作業台に置きっぱなしでも気にならない便利グッズ。私の台所仕事には欠かせない神アイテムです。
●食器は水分を拭いて自然乾燥
拭き上げた食器は、できるだけ空気に触れるように間隔をあけて並べて自然乾燥。
夕飯で使った食器は、寝る前に食器棚に片づけるのが基本です。鍋も収納場所に戻してから寝室へ。
食器を片づけるのを忘れて寝てしまっても、もちろんOK。翌朝の最初の家事で、食器や道具を片づけければ問題ありません。ルールは縛りすぎないほうが継続できます。
●五徳は使うときだけセットする
ご飯も鍋で炊くわが家。五徳まわりは、吹きこぼれや油はねで毎日汚れます。食器を乾燥させる際に、コンロまわりもリセットするのが習慣。最後はセスキ炭酸水で拭き上げています。
五徳を外しておくことで見た目もスッキリ、掃除もしやすくきれいな状態を維持しやすくなりますよ。
キッチンはものも作業も多く、複数の要素が立てこんでいる空間です。水きりカゴを手放したことで、水垢やカビの掃除などのカゴのメンテナンスに悩むこともなくなりましたし、何より空間がスッキリして、心もスッキリ。
片づけはなにごとも習慣です。ルールを継続できなかったり、ストレスを感じて習慣化できなかったりしたときは、その行程は自分に合わないということ。グッズを投入したり手放したり、動線の見直しをしたりしながら、自分なりの仕組みづくりをしてみてくださいね。
●教えてくれた人
【高田舞子さん】
ライフオーガナイザー1級、フランス政府認定アロマテラピー協会日本支部アミーアロマジャポンのアドバイザー。自身の子育ての経験を生かして活動中。ブログ「Cotton Style
」では暮らしに役立つ情報を配信している