ベラミがクラウチのパートナーとなるのか(C)EFE
 リバプールのラファエル・ベニテス監督は、ブラックバーンのFWクレイグ・ベラミ獲得に動き出したようだ。フェルナンド・モリエンテスをバレンシアに放出し、フランス代表の親善試合で右足骨折の重傷を負ったジブリル・シセの復帰が今年末の予定であるため、ベニテスはFW陣の補強を最優先課題に挙げ、イングランド代表FWピーター・クラウチのパートナーとしてベラミに白羽の矢を立てたようだ。

 ブラックバーンから、すでに交渉の許可を受けているベニテスは、ベラミ獲得に自信をみせている。

「ベラミは現在休暇中だが、数日中には連絡を取るつもりだ。わたしは彼の能力を高く評価している。あとは彼がリバプールでプレーしたいという意思を持っているかどうかだ。しかし、彼はリバプールファン。彼にとっては、そう難しい決断ではないだろう。彼のスピードと才能が我々に必要だと伝えるつもりだよ」

 一方、ブラックバーンのジョン・ウィリアムス会長は「ベラミには来季も必要な戦力であると伝えたし、リバプールが興味を示す前に契約延長のオファーを提示している。あとは彼の決定次第だ」との声明を発表している。

 昨年ニューカッスルからブラックバーン入りしたベラミだが、その契約には「600万ポンド(約12億円)以上のオファーについては交渉を許可する」との条項が盛り込まれていると考えられている。さらに、この条項には6月30日までの期限が設定されているため、今月末までにベラミのリバプール移籍が成立する可能性が極めて高いとされている。