長い時間を過ごす家は、家族の中心。リラックスできて、笑顔で、心から楽しめる場所にしたいですよね。好きなものを集めたり、家事がラクになるグッズを取り入れたり…、できることはまだまだたくさんあります! 今回は、おうちが子どもも大人も居心地のいい場所になるヒントをご紹介します。



おうちを遊び場にして子どもも大人も楽しむ暮らし



キッズグッズのプロデュースやフォトグラファーとしても活躍するきなこさんは、身近な素材で子どもと一緒に工作したり、行事に合わせておやつを手づくりしたり、おうちを楽しむ達人です。

●子どもの”やりたい“を尊重し、一緒にアイデアを膨らませる!



「以前からものづくりは大好きでしたが、子どもが生まれてからは、子どもの目線が加わってさらに新鮮に。今、うちの子は“凍らせること”と恐竜に興味があるので、凍らせた絵の具を溶かして遊んだり、ミニチュアの恐竜を凍らせてみたり…。身近なものを使い、子どもと一緒におうち遊びのアイデアを膨らませています」

家族も自分もおうち時間を楽しめるように“無理しない”ことをきなこさんは大切にしているそう。

「以前は家事をちゃんとできないことに落ち込んだこともありますが、発想を転換。楽しく分担する方法を考えたり、子どもが自分のことは自分でできるように工夫したり、できることに目を向けるようにしています」

●身近にあるものを活用して季節を楽しむ



身近なものを使い、なにがつくれるか考えるのも工作の醍醐味(だいごみ)。
「秋は落ち葉を拾って工作に使ったり、ハロウィーンらしい遊びを考えたり、季節や行事を取り入れると楽しさアップ!」


紙で切り抜いた動物に、落ち葉で模様をつけて。


ハロウィーンも

紙コップでつくったお化けを、筒の空気砲で倒す手づくりオモチャ。

●おやつは子どもの興味を引くものに




“どうしたら子どもに楽しんでもらえるかな?”と考えておやつづくり。


「ギョーザの皮をお化け型で抜いて素揚げしたスナックや、どんぐり型のクッキーなど季節に合わせたものを」

●おうち遊び道具はボックスにまとめてすぐに使えるように




工作グッズでつぎはなにをつくろうかな〜

トイレットペーパーの芯やプリンカップ、あき箱など、工作に使えそうなグッズはボックスにまとめてストック。
「いつでも子どもの手に届く場所に置いています」

●子どもの作品は…特別展・常設展・保存庫に分ける



子どもの作品は、ルールを決めて保管。

<特別展>


「最新作はカウンター下の『特別展』に飾ります」

<常設展>


おうちが美術館に

「作品が増えたら本人と相談しながら『保存庫』か『常設展』に移動するか、写真を撮って別の作品にリメイク」

<保存庫>


「アレンジして祖父母にプレゼントすることも」

<取材・文/ESSE編集部>

●教えてくれた人
【きなこさん】



夫と息子(6歳)の3人暮らし。ブログやインスタグラム(@kinako_710
)が人気。著書に『こどもとあそぶくらす
』(KADOKAWA刊)