洗面所や玄関は、収納スペースが小さいのに、ものが多く集まる場所。いろんなグッズを駆使して収納を工夫している人も多いのでは? でも、使いやすい収納をつくるためには、まずはいらないものが混ざっていないか、チェックしてみるのが先決。即捨てできるものがないかどうか、リストに沿って確認していきましょう。


玄関や洗面所はこまごまとした不用品が多数! 定期的に見直しましょう(※写真はイメージです)

ごちゃつきやすい洗面台の即捨てリスト



家族が使う日用品が所狭しと置かれがちな洗面台。なかには、もう使わないものまで混ざっていることもあります。毎日使う場所こそ、定期的なチェックが大事!

●【開封したまま使っていない洗剤】





半年で効果が低下することも

開封して半年たつと効果が低下する洗剤も。
「粉末洗剤は湿気で固まったり、液体がドロドロになることも。状態が悪ければ捨てて」

<捨てコツ>

中身は水洗いで薄めながら捨て、ボトルは素材によって資源ゴミへ。

●【半年使わなかった試供品】





すぐに使わなかったものは処分を

試供品は長期保存を想定していないので、もらったらすぐに使うのが鉄則。
「半年過ぎたものは品質の観点から即捨てした方が安心」

<捨てコツ>

容器に入ったものは中身を捨てて、不燃または可燃ゴミに。

●【ゴワついてにおいのするタオル】





洗面用に3枚など数を決めて

手触りが悪くなり、洗濯してもにおいが残るようになったら捨てどき。
「大量にあるなら洗面用に3枚、バス用2枚など枚数を決めて」

<捨てコツ>

可燃ゴミまたは資源ゴミとして処分。

●【中途半端に残っている化粧品】





スキンケア用品は3か月が目安

開封したまま長期に使わなかったものは、品質変化している可能性が。
「スキンケア用品は開封後3か月、オーガニック系は1か月が目安」

<捨てコツ>

液体は水に流すか、布や紙にしみ込ませて処分。固形物は可燃ゴミに。

●【もらったままため込んだノベルティ】





全部捨てても困らない!

アメニティグッズは、旅行用にとっておいてもそう簡単には使いきれないもの。
「必要で買ったものではないので、全捨てでも困りません」

<捨てコツ>

基本的には可燃ゴミとして処分。

●【使いかけで残ったマニキュア】





塗りにくいものは処分を

使いかけのマニキュアは固まって、濃度が濃くなって塗りにくくなることが。
「捨て方がわかれば処分も簡単。ビンは自治体の指示に」

<捨てコツ>

マニキュアに除光液を加え、綿棒で混ぜてから新聞紙などに含ませて処分。

収納が少ない玄関の即捨てリスト



不要なものに、貴重な収納スペースをとられるのはもったいない! 必要なものだけに絞り込んで、使いやすい玄関を目指しましょう。

●【足に合わない、履いていて痛い靴】





3回以上お直ししたらお役御免

かかとのへり、つま先の傷みや内底の汚れているものは即捨て。
「お直しも3回くらい重ねるとくたびれているので処分しましょう」

<捨てコツ>

基本は可燃ゴミでOK。

●【いつの間にか増えた傘】





残していいのは家族の人数分!

梅雨のあと増えがちなビニール傘。
「残していい本数は、家族の人数分。骨が曲がっている、ビニールが薄汚れているものも捨てて」

<捨てコツ>

自治体の指示に従って処分。素材別に分ける場合も。

洗面所や玄関がきれいに整っていると、朝のスタートが気持ちよくきれるように。不要なものを減らして、すっきり使いやすいスペースづくりを目指しましょう。

<イラスト/itabamoe 取材・文/ESSE編集部>

●教えてくれた人
【中山真由美さん】



整理収納アドバイザー。片づけが苦手な人に寄り添う優しい指導が人気。著書に『不要品の「捨てどき」がわかる本
』(扶桑社刊)など