17日グループリーグD組、イランを2−0で破ったポルトガルが決勝トーナメント進出を決定的にした。この試合、ポルトガル主将ルイス・フィーゴ(33=インテルMF)がMFデコ(28=バルセロナ)の先制点、FWクリスティアーノ・ロナウド(21=マンチェスター・U)のPKゴールを演出する大活躍を見せている。

レアル・マドリーからインテルに電撃移籍をしたフィーゴ、W杯開幕前に「イタリアで得るものは大きかった。幾つになっても新しい発見があるものだ」とセリエA一年目を振り返っていた。相手選手のスパイクが顔面に入りながらも最後までプレイしたフィーゴに対しイタリア・メディア各紙は高評価を下した。翌日18日付けのガゼッタ・デッロ・スポルト紙は「『7』彼の足から決定機が生まれた」とMVPに選出、コリエレ・デッロ・スポルト紙は「『6.5』ゴールを演出した主役。デコへのアシストとPKを誘った」と絶賛。

グループリーグD組突破を決めたポルトガルは既に決勝トーナメント進出が決定しているC組アルゼンチン、オランダのいずれかと対戦する。前回大会ではダークホースと謳われながらもグループリーグ敗退。「日韓大会では(マカオでの)直前合宿の時点でエネルギーを使い果たしていた」と分析したフィーゴ、バロンドール受賞のプライドを胸に秘めたベテランが前回の教訓を活かしポルトガルを上位進出に導く。