とんこつ系袋麺の最高峰! 「うまかっちゃん」シリーズ5種を食べ比べてみた
食楽web
九州、近畿以西で販売されている即席袋麺「うまかっちゃん」。スタンダードの他にも数種類ありますが、この度「濃厚新味」をリニューアルし地域限定で販売しています。
関東では割とさらっとしたスープのとんこつラーメンが主流ですが、九州では豚骨のエキスがガッツリ染み出した茶系の濃いスープで、特有のとんこつ臭をしっかり感じられます。細麺はバリカタや粉落としなど好みの硬さに調節できますし、替え玉ありきの超濃密なスープが特徴です。
1袋111円(税抜)
「濃厚新味」は細カタ麺と濃いスープがキーワードで、さながら屋台で食べるような本格的な味を楽しめる一品。2018年に登場以来、シリーズ売り上げ第3位の人気商品なのです。
今回のリニューアルでは強力粉を採用し、“小麦由来のコシのある食感”が楽しめるのだとか。そこで「濃厚新味」を筆頭に、シリーズ5種類を食べ比べてみました。
定番の「うまかっちゃん」とリニューアルした「濃厚新味」を食べ比べ!
まずは定番の「うまかっちゃん」と「濃厚新味」を作ってみました。「濃厚新味」はゆで時間90秒。「うまかっちゃん」と比べると半分のゆで時間で仕上がりました。
左が「うまかっちゃん」、右が「濃厚新味」
定番の「うまかっちゃん」は、やはり袋麺のとんこつ味の頂点に君臨する味。完成度が高く非の打ちどころが全くありませんでした。
一方、濃厚新味はスープの色も濃く、味もとんこつの旨みを感じられる一品。リニューアルした麺もシャッキリした歯ごたえがあり、コシの強さも感じられます。ただ全体のバランスを考えると、定番の「うまかっちゃん」が完璧すぎるあまり、やや麺とスープの一体感が弱い印象でした。
お次は、定番「うまかっちゃん」に次ぐ人気者「博多からし高菜風味」とともに、「香ばしにんにく風味」、「めんたいとんこつ濃厚仕立て」を食べ比べてみました。
定番に注ぐ人気者!「博多からし高菜風味」
「博多からし高菜風味」は、風高菜の風味と辛味がきいたピリ辛とんこつスープが特徴。定番と比べると幾分ジャンクなテイストで、飲んだ後のシメに最高な一杯です!
九州、沖縄、山口とエリア限定で販売!「香ばしにんにく風味」
個人的なお気に入りは、こちらの「香ばしにんにく風味」。九州、沖縄、山口とエリア限定で販売されていて、熊本ラーメンらしい揚げにんにくの風味がきいた、クリーミーでコクのある美味しさを再現しています。これが、ニンニクの香りがとんこつスープに溶け込んでいて絶品! 「お店だったら絶対替え玉を頼んでいたな……」というくらい、濃厚な味でした。
「めんたいとんこつ濃厚仕立て」
そして、ちょっぴり残念だったのが、「めんたいとんこつ濃厚仕立て」。インスタント食品にありがちなお菓子感のある明太子の風味に感じたので、個人的には他の4商品と比べてリピートはしないかなぁと感じました。目先を変えて、たまには違う味を食べてみたい時にはアリかもしれません。
現状、関東で「うまかっちゃん」を買うには九州の物産展やアンテナショップが確実ですが、運よくディスカウントストアなどでも見かけることも。ぜひ東京のスーパーマーケットにカムバックしてほしいですね。
(撮影・文◎亀井亜衣子)
●DATA
うまかっちゃん
https://housefoods.jp/products/special/umakachan/