アルベルティーニ氏も絶賛した中盤の底を支えるピルロ(C)EFE
12日に行われた難敵ガーナとの初戦をMFピルロ、FWヤクインタの得点により2−0で快勝したアズーリ(イタリア代表)を元代表MFデメトリオ・アルベルティーニ(35)が絶賛した。代表キャップ79試合を数えるアルベルティーニは卓越したパスセンス、FKを兼ね備えたボランチとして94年W杯アメリカ大会でアズーリ決勝進出に貢献。アメリカとの試合を前日に控えた16日、イタリア最大のスポーツ紙ガゼッタ・デッロ・スポルトはアルベルティーニのインタビューを掲載した。

記事によると「現アズーリの中盤は特殊部隊だ。今までの伝統的な中盤と全く違う。特にピルロが相手ボールを何度も奪うようになるとは・・・簡単に相手を抜き去る彼は、今でも背番号『10』の選手だよ。自分が現役の時は味方のサポートをより必要としていたけどね」と中盤の底を支えるピルロを大絶賛した。

リッピ体制以来、正確なロングパスを武器に攻守の切り替え役として監督が全幅の信頼を置くピルロ。鋭く曲がり落ちるFKに加え、今季は無回転で急激に落ちるFKもマスターしている。U21司令塔からA代表レジスタ(演出家)へ。6大会ぶり4度目の優勝には、アルベルティーニも認めるピルロの活躍が欠かせない。