W杯開幕ゴールを決めたラームにチェルシーが食指を伸ばす(C)EFE

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 プレミアリーグ王者のチェルシーは、ドイツ代表の左サイドバックを務めるフィリップ・ラームの獲得に乗り出したようだ。ドイツ紙『ビルト』は15日、チェルシーがバイエルン・ミュンヘン所属のラーム獲得に1025万ポンド(約20億5000万円)を準備していると伝えた。

 しかし、バイエルンのカール・ホプスナー取締役は「我々にラームを放出する意思はない。来季も必要な戦力だ」と語り、移籍の可能性を否定。さらにラーム本人も、現在はワールドカップの戦いに集中していると語った。

「いま僕はワールドカップを戦っているんだ。他のことには興味がない。大会後のことなんて、まったく考えていないよ」

 すでにMFバラックやFWシェフチェンコを獲得するなど、来季に向け順調に補強を進めるチェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督。ブラジル代表DFロベルト・カルロスも獲得候補に挙げるなど、左サイドバックが今後の補強ポイントだけに、ワールドカップ開幕戦で衝撃的なゴールを決めた22歳のラームはモウリーニョも注目の人材。今後、獲得への動きが活発化しそうだ。