トレーニングで主将のベッカムと話し込むルーニー(C)EFE
 イングランド代表のスベン・ゴラン・エリクソン監督は、右足骨折の負傷から回復したばかりのFWウェイン・ルーニーを、15日のトリニダード・トバゴ戦で出場させる可能性を示唆した。

「私の見る限り、ルーニーは試合でプレーできるコンディションに戻っていると思う。彼を出場させるかは、明日(15日)の朝に決めるよ。恐らくスタメンで出場させることはない。まだまだ90分間出場できる状態ではないからね。しかし、試合に出場することは可能なはずだ」

 一方エリクソン監督は、ふくらはぎを痛めてトレーニングを休んだ右サイドバックのガリー・ネビルが、トリニダード・トバゴ戦を欠場する見通しであることを明かした。

「ネビルはふくらはぎに問題を抱えていて、明日の出場はかなり厳しそうだ。現在精密検査を行なっており、明日になれば詳しい状況が分かるはずだ。ネビルの代わりには、キャラガーかハーグリーブスを考えている」

 トリニダード・トバゴ戦に勝利して、早々にグループリーグ突破を決めたいイングランド。けが人や不調が伝えられる選手が続出するなか、“ワンダーボーイ”ルーニーに途中出場の機会が与えられれば、チームに大きな推進力を与えることになりそうだ。