E組シードのアズーリ(イタリア代表)は12日夜、難敵ガーナを2−0で一蹴。この試合はRAI(国営放送)と有料放送のSKYで放映され、合計視聴率は74.06%を叩き出した。

アズーリに対する注目度は高く、初戦の視聴率は76%(90伊大会=対アルゼンチン)、76.59%(94米大会=対アイルランド)、81.18%(98仏大会=対チリ)、81.33%(02日韓大会=対エクアドル)。90年以降最高視聴率となった試合は02年日韓大会で物議を醸した韓国戦で89.05%。4年後の現在でも試合を裁いたモレーノ主審を皮肉る現地メディアも少なくない。

アズーリ戦高視聴率に代表責任者ジャンカルロ・アベーテは「スキャンダルで複雑な状況の中、これだけ多くの人々が応援してくれた事は将来につながる。リッピ率いるアズーリはまとまりかけている」と声を弾ませている。

初戦快勝で勝ち点3を稼いだ優勝候補アズーリ、カルチョに対するネガティブイメージ払拭に向け17日、5大会連続8回目の出場となるアメリカと対戦する。