初のパラ五輪決勝進出、車椅子バスケの監督は「元Jリーガー」
3日に有明アリーナで行われた東京パラリンピックの車椅子バスケットボール準決勝、日本代表チームがイギリスを相手に79対68で勝利を収め、初の決勝進出を決めた。
これまでまだメダルを獲得したことがなかった日本代表であるが、これによって史上初となる2位以内が確定した。
そのチームを率いているのが、かつて車椅子バスケットボールの選手として長く活躍してきた京谷和幸氏。
パラリンピック4大会に選手として出場し、リオ五輪での試合を最後に現役を引退。その後指導者に転身し、日本代表のアシスタントコーチとヘッドコーチを歴任してきた。
そして、彼の特色はなんと言っても「元サッカー選手」であるという点だ。
室蘭大谷高校を卒業した1990年に古河電工へと入社し、その後ジェフユナイテッド市原とプロ契約を結ぶ。カップ戦で3試合に出場したものの、1993年に交通事故によって骨髄を損傷する怪我を負ってしまった。
下半身不随になったことで現役を引退し、その後車椅子バスケットボールに転向したという経歴を持っている。
2017年1月に放送されたドラマ「君に捧げるエンブレム」のモデルになったことでも知られ、日本の車椅子バスケ界を広めるに当たってのシンボルにもなった。
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車椅子バスケットボール男子の決勝戦は、大会最終日となる9月5日の午後0時半から始まる予定となっているぞ。