決勝進出までロボットダンス封印を明言したクラウチ(C)EFE
 イングランド代表のFWピーター・クラウチは「ロボットダンスはもうやらない。ただ、イングランドが優勝すれば話は別だ」と語った。クラウチと言えば、得点後に披露するロボットダンスのパフォーマンスがファンの圧倒的な支持を受けていた。しかし、今後はより“本番モード”で試合に臨むという。

「今はダンスのことを考えている場合じゃない。大事なのは、ゴールを決めて勝利すること。とにかく、目の前の一戦に集中する。チームメイトはダンスを続けて欲しがっているけど、僕はそれがいいことかどうか分からない。出来るだけ点を獲りたいのは同じだけど、得点後のことばかりを考えるのはどうかと思うんだ」

 また、初戦のパラグアイ戦で、空中戦の競り合いから受けたイエローカードについて、クラウチは次のように語る。

「主審の判定には、とてもフラストレーションを感じた。プレミアリーグであれば、あんなプレーで警告を受けることはない。今後もプレースタイルを変えるつもりはないけど、ファウルには気をつけないとね」

 パラグアイ戦では、ポストプレーで存在感をみせたクラウチ。この長身FWに得点が生まれれば、イングランド代表はさらに勝利を重ねることになるだろう。決勝まで進んで、世界にロボットダンスを披露したいところだ。