佐野市の金子裕市長は24日、臨時の記者会見を開き、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う対応として市内の小中学校を8月30日から9月12日まで臨時休校にすると発表しました。

佐野市では今年度に入り7月までは新型コロナウイルスの感染が確認されていなかった学校関係で8月2日から19日の間に合わせて25人確認されています。

若い世代に感染が広がっていることに加え、学校は多くの児童、生徒が集まり感染のリスクが高いことから市内にある小中学校、義務教育学校の合わせて29校を対象に夏休みが明ける8月30日から9月12日までを臨時休校とすることを決めました。

その上で30日と31日に午前中のみの分散登校日を設けて、オンライン授業や期間中の課題などについて説明するということです。

そして9月1日から10日の期間は小学2年生以上を対象にタブレット端末を使ったオンライン授業を行い、学校での時間割と同様の学習を行う計画です。

小学1年生については課題のプリントを配布するなどして対応します。

9月13日からは登下校の時間をずらして学校を再開させ、感染状況を見ながら21日から通常登校とする方針です。

教職員については学校が再開する13日の前までに全900人に検査するほか、部活動は通常登校再開まで行わないということです。