栃木県が3回目の緊急事態宣言の期間になって初めての週末。県内の観光地は例年と比べて親子連れなどの姿が少なく、みやげ物店、宿泊施設、飲食店、ほかすべての業種で苦しい状況が続いています。

県内屈指の観光地、日光市の鬼怒川温泉です。

駅前に観光客の姿はあるものの、まばらです。

鬼怒川温泉駅の近くにあり、およそ60年続くこちらの店はみやげ物販売とレストランで観光客をもてなしてきました。

夏休みは正月、5月の大型連休と並ぶかき入れ時ですが、宣言を受けて酒類の提供ができないことも響き予約客のキャンセルがありました。

宿泊施設も苦しい状況が続いています。

こちらのホテルでは栃木県に2回目の緊急事態宣言が出されたころの正月明けから2月いっぱい休業しましたが、今回はすでに客の予約が入っていることなどから感染症対策をして営業を続けています。

コロナ禍でも宿泊客に安心して過ごしてもらおうと、今回の宣言が出される前からさまざまな宿泊プランを企画してきました。

緊急事態宣言の期間は9月12日まで。厳しい状況が続きます。