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 スタジオジブリ初のフル3DCG長編アニメーション『アーヤと魔女』より、企画・宮崎駿がさまざまな思いを語るロングインタビュー映像が公開された。

 本作は、宮崎駿監督作『ハウルの動く城』の原作者としても知られる、イギリスの作家ダイアナ・ウィン・ジョーンズによる児童書を映像化した3DCGアニメ。宮崎駿が企画、宮崎吾朗が監督を務め、昨年末にNHK総合テレビにて放送された。当初より映像・音響を映画基準で制作しており、一部新たなカットを追加し、劇場公開が決定。公開延期を経て8月27日より劇場の大スクリーンで上映される。また、ドルビーシネマでの上映も決まった。

 今回のロングインタビュー映像は、映画が完成した後に宮崎駿に話を聞いたインタビュー映像。児童書「アーヤと魔女」に出会った時に「これはアニメーションにする可能性が生まれたなと思った」「こんないい企画はないと思った」と率直に明かし、息子である吾朗監督の起用に至る流れや胸中にも触れる。

 完成作を観た感想の中では「本当に手放しに褒めたいぐらい、あれを作るのは大変だったと思いますよ」「映画を作る一番の覚悟を、ちゃんと踏みはずさないでやっていたから、本当に良かった」「鉛筆で描かなくて、CGであることによって解放されている」と満足げな笑顔を見せた。

 そのほか作品とアーヤのキャラクターの魅力などをリラックスした様子で語る、貴重な映像となっている。(清水一)