pixta_49656178_M

写真拡大

小さなお子さんのいる家庭では、自宅の庭や玄関先でシャボン玉遊びをさせる機会も多いでしょう。準備も少なく、比較的幼いお子さんでも楽しめるシャボン玉。手軽な遊び道具といえそうですが、「やる場所」について困っているママも少なくないようです。ママスタコミュニティでは「シャボン玉はどこでするべきか」という問題について意見が飛び交っていました。

『私の実家は隣が駄菓子屋さんだったこともあり、シャボン玉やビービー弾、ろう石(コンクリート面などに描ける石)で遊ぶことが日常でした。しかし娘が自宅の玄関前でシャボン玉をするたびに、隣りの2階の住民が覗いているような気配がします(何も言ってこないし、姿もよく見えない)。洗濯物を干していないときで、私道だから通行人の邪魔にはならないし、騒ぎすぎないように言い聞かせているので、私は常識の範囲内で遊ばせているつもりなのですが。自宅玄関前でのシャボン玉ってアリですか? ナシですか?』


この問いかけを読んだママたちはどう答えるのでしょうか。

私は特に気にならない!

『私はBBQもシャボン玉も家の前の道路にお絵かきも、全然気にしないタイプ』


『近所から休日シャボン玉飛んで来ると平和だなぁって感じるよ。このトピックを見るまでアリかナシかなんて考えもしなかった。今の子は可哀想だなぁ』


『洗濯物を干していなければシャボン玉は気にならないよ』


「私は気にならない」と投稿者さんを応援するコメントです。「このトピックを見るまで考えたこともなかった」というほどに大らかなママもいるようです。

敷地内ならOKかな

さらに「自宅敷地内や私道であれば問題ないのでは?」との意見も続きます。

『家の前は私道なのね。よそのお宅で洗濯物干してないか確認してからなら大丈夫じゃない?』


『私道って自分の家だけの敷地? 庭の方が周りから見えないから気兼ねなくできそう』


『敷地内なら良いのでは? でも子どもの声って意外と響くし、気になるならやめとくに越したことない』


自宅敷地内とはいえ、「よそのお宅で洗濯物を干していないか確認して」、「子どもの声は意外と響くから要注意」など、配慮が必要なことも付け加えています。手放しで賛成! と言っているわけではないようですね。

シャボン玉はやめた方が無難かも

子どもの遊びなのだから……と寛容なママたちがいる一方で、「やめてほしい&やめた方が良い」と忠告するママたちもいます。

『洗濯物や車のボディーにシャボンつくの嫌だからしないでくださいね!』


『近所の人が気にしてる素振りがあるなら、私はもうしない方が良いと思う』


『嫌がる人多いよね』


『隣家がすぐ隣りにあるなら、シャボン玉はやめておいた方がいいと思う。洗濯物だけでなく、車、窓、フェンス、壁とかに付着してほしくない人もいる』


『洗濯物に限らず、車につくのを嫌がる人もいます。嫌な人は嫌でしょうね。文句は言えないけど正直嫌って感じ』


シャボン玉は風向きの変化などによって、どこに飛んでいくか分からないときもあります。たとえ近所のお宅に洗濯物が干していなかったとしても、車や窓、フェンスなどに石鹸がつくことを嫌う人もいるようですから、注意が必要かもしれませんね。

では近隣に迷惑をかけるかもしれない、と不安に感じているママたちは、どこで遊ばせているのでしょうか……。

シャボン玉をするなら、公園かお風呂場で

『お風呂か公園でやらせていたよ』


『こんなに気を遣わなきゃいけない国ってどうなんだろうって思いながら、お風呂場でやってたなー』


『住宅街は気になってお風呂場でやらせてた。あとは周りに家が無いくらい大きな公園とか』


『うちはもう諦めて、お風呂場でシャボン玉してるわ』


『公園でやるのが無難』


外でのシャボン玉遊びを諦めてお風呂場を選んだり、外でする場合には広い公園に出向いたりしているようですね。「こんなに気を遣うなんて……」と嘆きつつも、そうせざるを得ない現状に諦めに似た気持ちを感じているママも少なくないのかもしれません。

昔に比べてやりにくい

自宅前でシャボン玉ができないのは、時代がそうさせているのかもしれない、と述べるママたちもいます。

『私が子どもの頃は庭でやってたけどな。どこのお宅にも子どもがいたしね』


『今の子は可哀想だなぁ。近々実家に戻る予定だけど、周りに家建ったから、昔みたいに庭で花火もできないのかなぁと思うと残念だよ』


投稿者さんのように、自身が幼い頃に庭や自宅前でシャボン玉や花火を楽しんだママたちは、わが子に同じ経験をさせられないことにもどかしさを感じているようです。

他人に大らかな人が増えることで子育てもしやすい社会になる

そんな子どもの遊び場が限定される今の社会に、疑問を呈する声もありました。

『最近は皆が神経質になっていて息苦しいと感じることがあるよ。私は近所で子どもが遊んでる声が聞こえても気にならないけど、世の中は私みたいなタイプばかりじゃないんだよね。不寛容になればなるほど息苦しい世の中になると思うんだけどな』


『シャボン玉? 花火? チョークで落書き? そんなことも周りを気にしてできないなんて可哀想。うちの子達はもう中学生以上で縁遠いけど、近所の子がやってても微笑ましい以外になんも感じないよ』


『シャボン玉くらいでヤイヤイ言われる世知辛い世の中になっちゃったね』


『お互いがお互いを思いやれれば良いのに、余裕無い人多すぎ!』


幼稚園や保育園から聞こえる子どもの声を「騒音」と感じて苦情をいれる大人たち。近所の子どもが遊ぶシャボン玉が、洗濯物や車につくのを嫌う大人たち。そんな周囲からの批判を恐れながら子育てを続けるのは大変なことです。

「近所の子が遊んでいると微笑ましいよ」というママのように、他人に大らかな人が増えることは、「子育てのしやすい社会」へと繋がっていくのではないでしょうか。もちろん子どもを遊ばせる側も周囲への配慮は必要でしょうが、幼いお子さんをもつママたちが必要以上に窮屈な思いをすることなく、お子さんと一緒に思い切りシャボン玉遊びができる社会を目指したいものです。

文・すずらん 編集・千永美