「1番・DH」で出場し、三塁適時内野安打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

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8回に“コロコロ打球”ながらゼロ封負けを防ぐタイムリー

■アストロズ 4ー1 エンゼルス(日本時間14日・アナハイム)

 エンゼルス大谷翔平投手が13日(日本時間14日)、本拠地でのアストロズ戦でゼロ封負けを防ぐ適時打を放ち、ひとり気を吐いた。「1番・指名打者」で先発出場。3打席凡退で迎えた8回の第4打席で、コロコロ打球ながらもシフトの逆をつく一打。地元放送局「バリー・スポーツ・ウエスト」で解説を務める球団OBで、メジャー通算299発のティム・サーモン氏は、1番打者としての脅威を力説した。

 4点を追う8回2死一、二塁で、詰まりながらもシフトで大きく開いた三遊間へ。記録上は「三塁適時内野安打」だったが、相手守備に生まれた隙を見逃さず、一気に二塁まで進んだ。試合は1-4で敗れたものの、意地の一打は頼もしい。同局の公式ツイッターが公開した動画でも、傑出した大谷の勝負強さについて語り合った。

 10日(同11日)のブルージェイスとのダブルヘッダー第2戦から1番で起用されている大谷。サーモン氏は「それにしても、試合の終盤で結果に大きな影響を与えられるような“ここぞという場面”で、ショウヘイが出てくることがこれまで何度あったでしょうか」と強調。誰よりも打席が回ってくるリードオフマンは、土壇場に“もう1打席”が回ってくることも。その上で「この1番という打順はアメージングです。こんなことが何度も終盤に起こるのですから」と説いた。

 その話を受け、同じく解説のホセ・モタ氏は「それこそ打順を組むときに期待することです。ショウヘイは1番打者としてより多くの投球を見ることができます。ショウヘイがまたこのような状況で結果を出すところを見られて嬉しいです」と大絶賛。7勝目を挙げた翌日に放ったタイムリーに、あらためて二刀流の貢献度を思い知らされているようだった。(Full-Count編集部)