『スウィート・シング』海外版ポスタービジュアル

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 米インディーズ界の雄として一世を風靡したアレクサンダー・ロックウェル監督の新作映画『スウィート・シング』が、10月29日より全国順次公開されることが明らかになった。

 『イン・ザ・スープ』などで知られるロックウェル監督の25年ぶりの日本劇場公開作となる本作は、第33回東京国際映画祭で『愛しい存在』というタイトルで上映された作品。酒によるトラブルが尽きない父親が強制的な入院措置となったことから、家を出て行った母親のもとへと向かう姉弟のひとときの冒険を描き出す。第70回ベルリン国際映画祭ではジェネレーション部門最優秀作品賞に輝いた。

 15歳の姉ビリーと11歳の弟ニコを演じたのは、監督の実子であるラナ・ロックウェルとニコ・ロックウェル。実際のパートナーであるカリン・パーソンズが母親役、盟友のウィル・パットンが父親役を務めた。16mmフィルムで撮影された美しいモノクロ&パートカラーの映像や、監督のセンスが光る音楽にも注目だ。(須田璃々)