フランス代表のFWジブリル・シセが親善試合の中国戦で骨折をしたことを受け、同代表は8日、その代役としてリヨンのFWシドニー・ゴヴを招集すると発表した。シセの代役候補には、バルサのルドヴィク・ジュリやフェネルバフチェのニコラ・アネルカの名前も挙がっていたが、レイモン・ドメネク監督が最終的に下した決断は、ゴヴの招集だった。

ジュリはW杯に臨む最終メンバーから漏れた際、「ドメネク監督は、僕がバルサでやってきたことをまったく評価してくれなかった。フランス代表のために自分ができることはたくさんあるのに…」と語っていたが、シセの負傷というアクシデントで巡ってきた今回のチャンスにも声はかからず。これで、30歳をまもなく迎えるジュリ自身、おそらく最後のワールドカップとなるドイツ大会への扉は閉ざされた格好となった。