ファイルをタブで管理して作業効率アップ! 「Tablacus Explorer」

写真拡大 (全8枚)

Windowsでのファイル管理と言えば、エクスプローラー。
ファイルのコピーや移動、フォルダーの作成、アプリケーションを起動してファイルを開くなど、仕事でも、プライベートでも、日常でもっとも多く利用しているツールだろう。

しかし、エクスプローラーで表示できるフォルダーは、
1つのウィンドウにつき、1つだけ。

別のフォルダーのファイルとやりとりしたい時は、やりとりする分だけエクスプローラーを開かなくてはならない。

結果、デスクトップ上にいくつものエクスプローラーが表示される。
こうなると目的のフォルダーを見失ったり、ウィンドウの大きさや位置を調整したりと、何かと面倒な作業も増える。

今回はそんな悩み事を解決してくれる「Tablacus Explorer」を紹介しよう。


●タブでファイルを管理できる「Tablacus Explorer」
「Tablacus Explorer」はタブでファイルを管理できるタブ型ファイラーだ。
1つのウィンドウの中に複数のフォルダーを開き、タブで管理できるツールなのだ。

さっそくダウンロードしてみよう。

「Tablacus Explorer」の公式サイト(https://tablacus.github.io/explorer.html)で、「ダウンロード」をクリックしてzipファイルをダウンロードしたら、解凍する。




解凍したフォルダー内の「TE32.exe」(32bit版)か「TE64.exe」(64bit版)、どちらか使用しているパソコンにあわせたファイルをダブルクリックすれば「Tablacus Explorer」が起動する。




「Tablacus Explorer」はWindowsにインストールするわけではないので、USBに解凍したフォルダーを入れておけば、外出先のパソコンでもすぐに使えるというのも便利だ。


●複数のフォルダーをタブで開く
「Tablacus Explorer」の画面は、エクスプローラーとだいたい同じなので、あまり迷うことはないだろう。
違うところと言えば、上部にタブが表示されていることだ。




「+(新しいタブ)」をクリックすれば、新規のタブが追加される。
ここに別のフォルダーを表示すれば、タブをクリックすることで、複数のフォルダーを切り替えて表示することができるようになるというわけだ。




ちなみに「お気に入り」−「お気に入りに追加」を選択すると、今開いているフォルダーをお気に入りとして登録しておくことができる。
よく使うフォルダーを登録しておけば、すぐにそのフォルダーを開くことができて便利なので、覚えておくといいだろう。


●アドオンでさらに快適に
「Tablacus Explorer」の特徴は、アドオン機能が多いことだ。

特に便利なのが画面の分割だ。
通常はタブをクリックしてフォルダーを切り替えるが、画面を分割することで、複数のタブを一気に表示することができるようになる。

アドオンを追加するには、「ツール」−「アドオン」を選択し、「オプション」画面で「アドオンを入手」を選択、一覧から必要なアドオンをインストールすればいい。

画面を分割するには、アドオンの「分割」をインストールする。




これで、右上に表示されたアイコンから、画面を2分割、4分割にすることができるようになった。




これなら、ファイルのコピー、移動をドラッグ操作で行うのも簡単だ。

さらに、「3分割」「6分割」「8分割」「9分割」というアドオンもあるので、もっと細かく分割したいという人は、必要に応じて追加しよう。

画面分割以外では、「タブに色を付ける」「タブに名前を付ける」のアドオンが便利だ。
内容によって色分けして分かりやすくすることもできるし、別の場所に同じ名前のフォルダーがある場合なども色や名前を変えることで簡単に区別できるようになる。




このほかにも、タブに閉じるボタンを付けたり、タブをグループ化したり、便利なアドオンが用意されたりしているので、自分好みにカスタマイズしてみよう。

Tablacus Explorer は、1つの画面で複数のフォルダーを操作できる。
ノートパソコンの限られた画面での操作にも最適だし、コロナ禍での時短、作業効率化に大いに活躍してくれるはずだ。