歳を重ねるごとに魅力を感じる。愛してやまない「うつわ」たち【編集部員の偏愛アイテム #7】

愛してやまない、私の「うつわ」たち

こんにちは。macaroni編集部の高崎です。

私が紹介する偏愛アイテムは、ずばり “うつわ” です。料理人である父の影響を受け、小さい頃から料理が好きで、切り離せないカンケイであるうつわも大好きでした。

歳を重ねるにつれ、その魅力を深く理解できるようになり、お給料が服やメイク、遊び代に消えていた20代前半がウソのよう。今ではうつわに大枚をはたくことが多くなりました(笑)。

今回は、私のうつわコレクションのなかから、特にお気に入りの品いくつかご紹介させてください。

1. どんな料理も受け止めてくれる「オーバル皿」

リム(縁)のあるうつわって、料理をバサっと盛り付けても “それっぽく” 見えるのがうれしいですよね。なかでも、シンプルな無地のオーバル皿が大好きです。

特に使用頻度の高いこちらの3枚。益子web陶器市というオンラインイベントで出会ったものです。左2枚は益子町の陶房はせがわ、右は光泉窯という窯元の作品。

シンプルなデザインだからこそ、料理をグッと引き立たせてくれ、使い勝手ばつぐんです。食卓での出番が多くしみや欠けも多々ありますが、それもまたよし。もう少し欠けが増えたり割れたりしたら、金継ぎしようかなと思っています。

これからも長く大切に使い続けたい万能選手です。

2. 美しいトルコブルーに一目惚れ「あわびウェア」

うつわ好きな私は、旅先で出会ったうつわをお持ち帰りすることが多々あります。

こちらは、数年前に淡路島にあるawabi-ware(あわびウェア)というアトリエを訪れたときに、美しいトルコブルーに一目惚れして購入したもの。

わけあり商品として、色むらのあるうつわが格安で販売されていました。これもまた、味があってかわいいんですよね。

旅先でうつわを買うと、持ち帰るのがまぁ大変なんですが(笑)。使うたびにそのときの思い出が蘇り、食卓に華を添えてくれるのでやめられません。

3. 受け継がれてきた歴史にロマンを感じる「アンティークのうつわ」

私がアンティークデビューするきっかけとなった1枚。ルイ15世の愛人女性をモチーフに作られた、MARIE-LOUISE(マリー・ルイーズ) という人気シリーズの深皿です。

古くからヨーロッパでは「物を愛し、大切に長く使う」という文化が根付いていて、100年、200年以上前に作られたうつわが、今なお大切に受け継がれています。

割れやすく、電子レンジや食洗機の使用はもちろん不可。“機能性” という言葉からはかけ離れていますが、それでも根強いファンが多いのは、美しい見た目だけでなくずっと昔から愛され続けたという事実に、ロマンを感じるからではないでしょうか。

日常使いするのはちょっぴり怖いお値段ですが、ビビッときたら購入しても良い、というマイルールを設けています(笑)

長く使い続けたいうつわたち