「ポジショニングが変態すぎ」 神出鬼没の川崎DF、抜群の「嗅覚」にファン驚嘆
名古屋との首位攻防戦、試合の流れを決めた山根のゴールに賛辞
川崎フロンターレは4日、J1リーグ第12節で2位名古屋グランパスとホームで対戦し、3-2と勝利した。
先行開催となった4月29日の第22節名古屋戦(4-0)に続き天王山2連勝となったが、試合の流れを一気に引き寄せたDF山根視来のゴールに対し、ファンから「ポジショニングが変態すぎ」「嗅覚凄い!」など驚きの声が寄せられている。
序盤は膠着した展開となった首位攻防戦だったが、前半31分にセットプレーからスコアが動く。左CKを獲得した川崎は、MF田中碧がインスイングの鋭いボールを供給すると、中央でDFジェジエウが完璧に合わせて川崎が2試合連続で先制点を奪った。
ホームチームがリズムを掴むなか、後半5分に大きな1点が生まれる。敵陣左サイドでボールを受けたMF三笘薫は、名古屋DF成瀬竣平が食いついてきたところを鋭くターンして縦へと突破。最後は倒れながら左足でグラウンダーのクロスを中央に送ると、ゴール前に侵入した右サイドバックの山根が滑り込みながら合わせて追加点を奪った。
スポーツチャンネル「DAZN」公式ツイッターは、「川崎F追加点! 三笘薫の仕掛けから中で待っていたのはSB山根視来!」と綴ってゴール映像を投稿。ファンからは「山根の嗅覚凄い!」「和製ダニエウ・アウベス」「なぜそこに山根」「右SBがいちゃいけないポジション」「山根と家長のポジショニングが変態すぎて混乱してる」「右サイドバックの概念が崩れる」など、クロスに飛び込みゴールを決めた山根の神出鬼没の動きに、驚きの声が多く寄せられた。
川崎らしい仕掛けと個人技から生まれたこの2点目が、試合の流れを引き寄せ、同14分には名古屋のオウンゴールにより3-0。終盤に2点を失ったものの、川崎が改めて強さを示す一戦となった。(Football ZONE web編集部)