解任が発表された鹿島ザーゴ監督【写真:小林 靖】

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「今シーズンの成績を総合的に判断したうえで契約を解除」とクラブ発表

 鹿島アントラーズは14日、昨季から指揮を執っているザーゴ監督を解任したことを発表した。

 後任は相馬直樹コーチが内部昇格して指揮を執る。

 鹿島は昨季から、ザーゴ監督の下でポゼッション型へとチーム変革をスタート。開幕4連敗という苦境は迎えたものの、最終的にはリーグ戦を5位で終了。クラブ創立30周年となる今季、国内三冠タイトルの独占を目指してスタートした。

 しかし、ここまでリーグ8試合を終えて2勝2分4敗の勝ち点8で、首位の川崎フロンターレとは消化試合数に差があるとはいえ、勝ち点20差がついている。優勝争いはおろか、下位に低迷している。

 これを受け鹿島は、「今シーズンの成績を総合的に判断したうえでザーゴ監督との契約を解除することとなりました」と発表。公式戦通算成績は、48試合で23勝7分18敗だった。

 後任には現役時代に鹿島でプレーした相馬コーチが内部昇格。指導者としては、すでにFC町田ゼルビア、川崎での監督経験を持つ。昨季からザーゴ監督の下でコーチを務めていた。

 果たして鹿島は伝統のスタイルへの回帰を目指すのか、あるいはポゼッション型への変革を続けるのか。相馬新監督の下で、成績のみならずチーム方針がどのようになっていくのかも注目される。(Football ZONE web編集部)