印刷技術と製品開発の歴史がまとめられた展示

ブラザー工業株式会社は、「ブラザーミュージアム」(愛知県名古屋市瑞穂区塩入町5-15)を一部改修し、2020年12月1日(火)にリニューアルオープンした。この「ブラザーミュージアム」は、創業から100年以上にわたって培ってきたブラザーの“ものづくりのDNA”を伝える展示施設。貴重な古いミシンやブラザーの歴史と進化を紹介しているほか、最新の製品を試すこともできる(ただし現在は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、製品体験は休止中)。

今回の「ブラザーミュージアム」のリニューアルでは、エントランスやエントランスホールを、黒を基調とした落ち着いた雰囲気に改修。エントランスホールには、ブラザーの全事業の製品カタログが展示され、その横には会社紹介映像などを視聴できるディスプレイが設置された。

さらに、過去から現在に至るまでの製品を並べた「ヒストリーゾーン」には、ブラザーが現在までに開発してきたプリンティング製品に使われた印刷技術と開発の歴史についてまとめた展示も追加されている。現在では、プリンタをはじめとするプリンティング製品が売り上げの約6割を占めるなど、プリンティング事業はブラザーにとっての主力事業。そのような背景から、ブラザーが手掛けてきたプリンティング製品の印刷方式別での技術解説とともに、製品開発のエピソードや思いなどがまとめられている。

休館日は土日祝・ゴールデンウィーク・夏季連休・年末年始(貸切による休館もあり)、営業時間は10:00〜17:00で、入館無料。来館には予約が必要とされ、現在は10人以上の団体の予約は不可となっている。営業日や営業時間などは、新型コロナウイルス感染症の拡大状況によっては変更の可能性もあり。


エントランスは黒を基調にリニューアル

ブラザー工業株式会社
URL:https://global.brother/ja/corporate/museum/
2020/12/01