エマヌエル・ナバレッテ【写真:Getty Images】

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ナバレッテがWBO世界フェザー級王座決定戦で勝利

 ボクシングのWBO世界フェザー級1位エマヌエル・ナバレッテ(メキシコ)が9日(日本時間10日)、米ラスベガスで行われた同級2位ルーベン・ビラ(米国)との同王座決定戦に3-0で判定勝ちした。WBO世界スーパーバンタム級王座に続く2階級制覇を達成。戦績は25歳のナバレッテが32勝(27KO)1敗、23歳のビラが18勝(5KO)1敗となった。

 ナバレッテが強さを見せた。スーパーバンタム級時代からややサイズアップした様子の前王者。初回、開始から約2分30秒で左アッパーを当ててダウンを先取した。さらに4回。相手がアッパーを打とうとしたところにカウンターで左フックを当て、2度目のダウンを奪った。しかし、中盤以降は勢いを失って仕留めきれず。相手にさばかれる場面もあったが、最後まで力を振り絞って戦った。

 ナバレッテは2018年12月にWBO世界スーパーバンタム級王座を奪取。今年2月には王座奪取から1年2か月で5度目の防衛に成功した。減量苦もあり、フェザー級転向を見据えて7月に王座返上。今回の本格転向2戦目で世界王座獲得となった。ビラはWBOインターナショナルフェザー級王座を2度防衛後、今回の世界初挑戦でプロ初黒星を喫した。(THE ANSWER編集部)