マンチェスター・ユナイテッドのMFポール・スコールズが、来季の復帰に向け意欲をみせた。

 原因不明の視力障害に悩まされ、昨年12月のバーミンガム戦を最後に試合出場のないスコールズは、回復の兆しが見えない目の状態に対する不安を率直に話した。

 「症状が出てから4ヶ月。正直、もうこれ以上良くならないんじゃないかとも考えた…。原因がまったく分からないからね。どうやら僕の歳では珍しい病気みたいなんだ。たしかに残念だけど、何とかやっていくしかない。それに、僕は現役引退を考えたことは一度だってない。出来るだけ早く復帰することしか考えていないんだ」。

 さらに、スコールズはすでに軽い練習を開始しており、「たしかに片目の状態が100%じゃないからパーフェクトとは言えないけど、プレーすることは出来る。来季に向けたプレシーズンで実戦に復帰したい」と語るなど、復帰への強い意志をみせている。今季中盤の人材難に苦しみ続けたマンチェスター・ユナイテッド。来季の躍進のためにも、長年中盤を支え続けたスコールズの一日も早い復帰が待たれるところだ。