インスタグラムで#プリ活(プリン活動)がはやるなど、改めてプリンに注目が集まっています。とくに注目されているのが、昔ながらの「かためプリン」。しっかりとした食感と純喫茶風の素朴な見た目が人気です。

菓子研究家として多数の著書がある吉川文子さんに、「懐かしのかためプリン」のつくり方を教えていただきました。基本のつくり方さえマスターすれば、レモンプリン、バナナプリンなど、いろいろなアレンジもできるようになりますよ。


「かためプリン」が大人気

今年のはやりはかためプリン!基本のレシピをマスター




●カラメルの香ばしさと卵のしっかり感がマッチ!懐かしのかためプリン




【材料・口径7.5cm高さ4cmのプリン型5個分】

キャラメルソース

・水 20g

・グラニュー糖 60g

・熱湯 15g

プリン生地

・卵 2個

・卵黄 2個分

・グラニュー糖 50g

・牛乳 300g

・バニラオイル 少し


【下準備】
オーブンを140℃に予熱しておく。

【つくり方】



(1) キャラメルソースをつくる




水とグラニュー糖を鍋に入れ、強めの中火にかける。好みの色に焦がしたら火を止め、熱湯を少しずつ加えてまぜる。
<ポイント>外側だけが焦げてしまわないよう、加熱中は適宜鍋をゆすって(砂糖が再結晶するためまぜるのはNG)。

(2) 型に入れる




(1)を型に等分に流し入れる。
<ポイント>時間がたつと鍋のなかで固まってしまうので、火から下ろしたらすぐに耐熱の型に注いで。ちなみに型は、ほどよく熱が入るアルミかステンレスのものがおすすめ。

(3) プリン生地をつくる




牛乳を鍋に入れ、沸騰直前まであたためる。卵と卵黄をボウルに入れて泡立て器で溶きほぐし、グラニュー糖を加えまぜる。牛乳を数回に分けて加えまぜる。
<ポイント>牛乳は一気に加えると卵液が凝固してしまうため、数回に分けて。

(4) 生地をこす




(3)を茶漉しなどでこす。バニラオイルを加えてまぜる。

(5) 型に入れる




バットの上にペーパータオルを敷き、その上に(2)を並べ、(4)を注ぐ。表面に浮いた泡はペーパータオルを当てて取り除く。
<ポイント>ペーパータオルを敷くのは型のズレ防止と熱伝導をやわらげるため。表面の泡は取ると口当たりがよくなる。

(6) 焼く




熱湯をバットに注ぎ入れ(型の半分の高さが目安)、140℃のオーブンで35分焼く。
<ポイント>「す」がたってしまわないように、熱湯はしっかり入れて。

(7) 冷やす




焼き上がったら網の上などに移して冷まし、冷蔵庫に1時間以上入れてよく冷やしたら、型から出す。
<ポイント>スプーンで表面の縁を軽く押さえ、皿をかぶせてひっくり返し、2〜3回ふると、型からはずれやすい。


『cookpad plus
』夏号の「幸せのプリン」特集では、かためプリンのほか、「焼かないふわとろプリン」も紹介しています。ほかにも、暑い夏にうれしい、レンチンレシピやおうちカレーレシピなど盛りだくさん。付録として、軽くて持ち運びやすい、ムーミンのハンディ扇風機もついています。ぜひチェックを。

<撮影/林紘輝 取材・文/ESSEonline編集部>