京都サンガF.C.MF谷内田哲平は1月の選手権で帝京長岡高の主将として全国3位に。(写真協力=高校サッカー年鑑)

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 ゲキサカではプロ入り1、2年目選手の高校時代を知る後輩たち(現役高校生プレーヤー)に対して、プロでの活躍が期待されている先輩プレーヤーの高校時代についてインタビュー。彼らのピッチ内、ピッチ外で“ハンパなかった”一面や意外な一面とは?

 今回ピックアップする選手は今年、帝京長岡高(新潟)から京都サンガF.C.へ加入したMF谷内田哲平だ。系列の長岡JYFC時代から帝京長岡のプリンスリーグ北信越に出場して大活躍。高校進学後も絶品のボールコントロール、スルーパス、豊富なアイディアなどで異彩を放ったMFは3年時に司令塔、主将として、チームを新潟県勢初の全国高校選手権ベスト4へ導いた。

 年代別日本代表候補や日本高校選抜校にも名を連ねていた谷内田の高校時代について、後輩で、ともにレギュラーして選手権3位を経験した新主将のMF川上航立(3年)とDF酒匂駿太(3年)が教えてくれた。

(※帝京長岡高の協力により、アンケート形式で取材をさせて頂いています)

―谷内田先輩の“ハンパない”と感じたところを教えて下さい。

川上「テツ(谷内田)がいなくなってから感じた事ですが、プレーをする中でよく指摘される事がありました。最初は理解する事が難しかったですが、今いなくなってトレーニングをしている中でテツが言っていたあの指摘はそういうことだったのかと感じます!(ハンパないのは)プレーに対する細かさです」

酒匂「サッカーIQの高さが“ハンパない”と思いました」

―彼を見て驚いた試合はある?

酒匂「全てです」

川上「(今年1月の選手権準決勝)青森山田戦 前半に2人交わしてクロスを入れたシーン。誰にもできないアイディアだと感じました」

―彼が隠れて努力している姿を知っていれば教えてください。

川上「自分のコンディションを維持する為に、ストレッチや食へのこだわりは凄いと思います。オフの日でも必ずグランドでトレーニングしていました」

酒匂「チューブトレーニングに勤しんでいたところです」

―ピッチ外の彼はどうだった?

川上「いつもニヤニヤしていました(笑)」

酒匂「いつもニコニコしていましたね」

―谷内田先輩へのエールを。

川上「テツ頑張れ!!!!!」

酒匂「沢山アシストして、チームを勝利に導いてください!」

―谷内田先輩へ向けて、自分たちの今年の意気込みを。

酒匂「去年の結果を超え、日本一を取れるように頑張ります!」

川上「テツ達のベスト4を超えて日本一になります!

(取材・文 吉田太郎)