候補者多数でかえって難航するエリクソンの後任人事(写真:EFE)

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 ドイツワールドカップ終了後に退任するイングランド代表スベン・ゴラン・エリクソン監督の後任を巡る人事が難航している。

 イングランドサッカー協会(FA)は、ワールドカップ開幕前までに新監督を発表するとしているが、候補者の1人であるチャールトンのアラン・カービッシュリー監督は、進展の見られない選考作業に苛立ちを露にした。

「FAには決定を急いでもらいたい。候補として名前の挙がっている監督には、それぞれ指揮するチームがあるんだ。今の状態が続くと仕事に影響が出る」

 一方、FAは今週中に候補者と2度目の面談を持つと伝えられたが、いまだ連絡を受けていないカービッシュリーは「自分がまだ候補に含まれているのかすら分からない。状況の把握がまったくできないんだよ」と呆れ顔。

 カービッシュリーに加え、スティーブ・マクラーレン(ミドルスブラ)、サム・アラダイス(ボルトン)、マーティン・オニール(元セルチック)、ルイス・フェルペ・スコラーリ(ポルトガル代表)の計5名の候補が挙がる次期イングランド代表監督。現地ブックメーカーではマクラーレンが1番人気だが、3週間後とされる正式発表まで候補者の気が休まることはなさそうだ。