チームメイトを非難したドログバ(写真:EFE)
 チェルシーのディディエ・ドログバが地元紙『ザ・サン』の取材で衝撃的な発言をした。今シーズン、チェルシーに加入した新戦力を非難したのである。名指しこそしなかったものの、それがショーン・ライト=フィリップスとアシエル・デル・オルノであることは明白だ。

「昨シーズン、チェルシーの選手のメンタルはタフだった。失うものは何もなかった。勝利に飢えた集団だったよ。でも、今シーズンは違う。勝者のメンタリティを備えた何人かの選手が去り、新戦力を補強したけど、十分な役割を果たしたとは言い難い」

 チェルシーは昨夏、強烈なタックルを得意とするスコット・パーカーと、アレクセイ・スメルティンを手放した。代わりに入団したライト=フィリップスは活躍できず、デル・オルノはジョゼ・モウリーニョ監督から身体的に強くなるよう要求された。

 昨シーズン、チームを優勝に導いたドログバは、いまのチームに物足りなさを感じているようだ。チェルシーのリーグ2連覇は濃厚だが、エースが満足するかたちでシーズンを終えることはできないかもしれない。