タウンEV(株)(TDB企業コード:564003141、資本金6135万円、東京都大田区北千束3-20-11、登記面=名古屋市中区栄2-2-17、代表清算人清水晃一氏)は、5月27日に名古屋地裁より特別清算開始命令を受けた。

 当社は、2011年(平成23年)3月に設立された電気自動車の企画・設計・開発業者。
 代表の出身母体である大手自動車メーカーとの提携のもと、既存のガソリン車を電気自動車に改造するコンバージョン事業のほか、ファブレスメーカーとして宅配業者向け1人乗り電気自動車のコンセプトカー「ZEVe(ゼヴェ)」や、注文を受けて顧客の要望に沿って製造するオーダーメード型のEV車、電動バイクなどの開発を企図していた。

 もっとも、安価なEV車を実現出来るとして当初目指していたコンバージョン事業における大量生産体制は確立出来ず、近年はハイブリッド車の技術的なアドバイスを目的としたコンサルタント事業を主体とし、2015年2月期には年売上高約3億5000万円を計上していた。

 しかし、当初想定していた事業展開に至らず、今年1月31日株主総会の決議により解散、今回の措置となった。

 負債は現在調査中。