(株)イーアンドイーホールディングス(TDB企業コード:960597773、資本金46万円、東京都千代田区一ツ橋1-1-1、代表高辻愼博氏)と関係会社の(株)イーグルプロセス(TDB企業コード:987583249、資本金2000万円、登記面=東京都新宿区山吹町357-2、同代表)および(株)一ツ橋メディアソリューションズ(TDB企業コード:960574142、資本金50万円、同所、同代表)は、6月10日に事業を停止し、事後処理を森本慎吾弁護士(東京都千代田区麹町2-12-1、インテグラル法律事務所、電話03-3288-5170)ほか1名に一任、自己破産申請の準備に入った。

 (株)イーアンドイーホールディングスは、2010年(平成22年)5月に設立。1988年(昭和63年)2月に設立された関係会社の(株)イーグルプロセス〈旧商号:(株)イーアンドイー〉の事業を承継した。東京都内を中心とした近隣地域を営業エリアに、ポスター、パンフレット、チラシ、雑誌などのペーパー類を中心に、CD・DVDジャケットなどのデジタルデザインや情報処理に関連する製版、印刷サービスを手がけていた。また、製版加工やWEB名刺印刷、ジェットプリンターサービス、デジタル絵画複製など幅広い商業印刷関連業務を手がけ、小口対応や短納期などを強みに、2019年3月期には年収入高約11億2900万円を計上していた。

 しかし、この間、同業他社との競合が激しいなか、商業印刷分野の受注が伸び悩み、直近から3期連続で営業損失を計上するなど厳しい運営を強いられていた。さらに、今年に入り、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、業績が悪化。先行きの見通しが立たなくなったことから、今回の事態となった。  関係会社である(株)イーグルプロセスおよび(株)一ツ橋メディアソリューションズも連鎖する形となった。

 負債は3社合計で約3億円。