(株)マム・クラブ(TDB企業コード:024012132、資本金100万円、東京都世田谷区三軒茶屋1-3-8、代表諸川雅子氏)は、6月3日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。

 破産管財人は盛太輔弁護士(東京都中央区八重洲2-8-7、石嵜・山中総合法律事務所、電話03-3272-2821)。債権届け出期間は7月1日まで。

 当社は、2014年(平成26年)4月に設立された。保育園「Preschool MA‘AM CLUB」の運営を手がけ、一時は三軒茶屋、尾山台、豪徳寺、下北沢の4拠点を展開。2019年3月期の年収入高は約8000万円を計上していた。

 しかしこの間、世田谷区内に保育園が増加。競合激化から園児の減少を余儀なくされ、収入が落ち込み、近年は拠点を相次ぎ閉園していた。最終的に三軒茶屋のみの運営となっていたが、一段と資金繰りが悪化し、税金の未払いなどが発生。事業継続が困難となり、昨年11月29日に事後処理を弁護士に一任していた。  その後、会社側としては、2019年中にも自己破産を申請する見通しとしていたが、保育士など従業員が自主営業を継続。しかし、同年12月中に閉園していた。

 負債は債権者約144名に対し約4500万円。