ベンチャーネットは6月1日、「リモートワーク満足度」に関する調査結果を発表した。調査は4〜5月にネット上で実施し、会社員360人から回答を得た。

リモートワークの実施状況を聞くと、7割が「週1日以上」(73.6%)と回答。このうち、3割は「週5日」(30.8%)と答えた。

「コミュニケーションの迅速性が欠ける」という課題も

一方、テレワークが事実上できていない「週0日」と答えた人は26.4%にのぼる。業種別にみると、「小売業」(32%)、「サービス業」(34.2%)、「官公庁・公社・団体」(33.3%)だった。

また、地域別では「北海道」(46.7%)、「中部地方」(37.3%)、「四国地方」(50%)、「九州・沖縄地方」(45.2%)と業種や地域によって実施状況に差があることが浮き彫りになった。

リモートワークでの生産性について聞くと、7割は「減っていると感じる」(76.4%)と回答した。原因としては「対社内コミュニケーション低下」(27.5%)が最多。以降は「モチベーション低下」(14.7%)、「物理的環境」(13.6%)、「IT・インフラ環境」(10.8%)などが続いた。

コミュニケーションについては、4割が「迅速性が欠ける」(43.3%)と回答。次いで「指示・意図していることが伝わり・分かりづらい」(35.3%)、「通信が途切れる・繋がりづらい」(29.4%)、「同空間で物(文章やホワイトボード)の共有ができないことにより、進行しづらい」(21.7%)などが続いた。