ルッソ兄弟がプロデュース! - 画像は映画『ヘラクレス』(1997)より
 - Buena Vista Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

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 米ディズニーが、同社のアニメーション映画『ヘラクレス』(1997)の実写映画化を進めている。プロデュースを手掛けるのは、『アベンジャーズ/エンドゲーム』などMCU映画を監督してきたルッソ兄弟(アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ)だ。「僕たち二人とも、それに僕らの子供たちも『ヘラクレス』のファンなんだ」というルッソ兄弟が、実写版の展望をColliderに語った。

 『ヘラクレス』は、ギリシャ神話の時代を舞台に、神ゼウスの息子として生まれながらも、死者の国の神ハデスの策略によって人間の世界へ追いやられたヘラクレスを主人公にした冒険ファンタジー。“本当のヒーロー”になればオリンポスへ帰れると知らされたヘラクレスが、修行の旅に出る姿を描いた。

 『ヘラクレス』ファンのルッソ兄弟はディズニーが実写化を検討していると聞き、なぜ自分たちが同作の製作に相応しいかを説明して、その役を勝ち取ったのだという。「音楽は間違いなく含まれるだろう」としながらも、企画は初期の段階のため、オリジナル版のようなミュージカルにするか否かについてはまだ決まっていないとのこと。

 ただ、オリジナル版をそのままコピーするつもりはないといい、アンソニーは「マーベル映画でもそうしてきた。コミックをそのまま映画にしたわけじゃない。なぜなら僕たちは、そのままのストーリーがいいなら、それを読めばいいじゃないかと感じるから。だから僕たちは異なるストーリーを皆に提供するだろう。オリジナル版にインスパイアされながらも、いくつかの新しい要素も持ち込みたいんだ」と説明している。

 脚本は、『エクスペンダブルズ』などアクション大作が得意なデヴィッド・キャラハムが執筆する。キャラハムはマーベル新作『シャンチー・アンド・ザ・レジェンド・オブ・ザ・テン・リングス(原題) / Shang-Chi and the Legend of the Ten Rings』、DC映画『ワンダーウーマン 1984』、『スパイダーマン:スパイダーバース』続編などの脚本も手掛ける売れっ子だ。(編集部・市川遥)