MF香川真司が所属するレアル・サラゴサがレアル・マドリードと対決【写真:Getty Images】

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久しぶりのビッグマッチに現地興奮、クラブが強気の価格設定とスペイン紙報道

 元日本代表MF香川真司が所属するレアル・サラゴサは、現地時間21日に行われたスペイン国王杯3回戦で、日本代表MF久保建英を擁するマジョルカに3-1で勝利し、ベスト16に進出した。

 その対戦相手が24日にレアル・マドリードに決まったことで、クラブ側はチケット価格を2倍にしたと、スペイン紙「マルカ」が報じている。

 サラゴサはかつて1部リーグの常連だったものの、近年は2部暮らしが長く、レアルとの一戦は久々に多くのファンが待望するビッグマッチとなる。それもあってかサラゴサは“商機”と見て、いわゆるダイナミックプライシングを採用した。

 最も安いチケットで60ユーロ(約7200円)、最も高い価格では95ユーロ(約1万1500円)と、なかなか強気の価格設定にしている。その一方で、2万8000人いるクラブのソシオに対しては、15ユーロ(約1800円)と20ユーロ(約2400円)という“感謝価格”で販売しているのだという。

 この大きな差があるチケット販売だが、売り出した瞬間から好調のようだ。スペインどころか世界に轟く強豪と、リーガ屈指の古豪クラブであるサラゴサの対決を見られることに熱を挙げたサポーターが、スタジアムの外に長い行列を作ったのだという。

 試合は現地時間29日の21時(日本時間30日5時)にキックオフされる。チケット完売が予想される一戦でレアルの豪華な面々、そして香川の活躍を目にすることはできるだろうか。(Football ZONE web編集部)