【U-22代表|ジャマイカ戦のスタメン予想】前線トライアングルは、安部、前田、旗手か。ウイングバックは新顔ふたりが有力

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 U-22日本代表は12月28日、トランスコスモススタジアム長崎でキリンチャレンジカップのU−22ジャマイカ戦に臨む。来年7月の東京五輪に向け、今年最後のテストマッチとなるこの一戦で、森保一監督はどんなメンバーをピッチに送り込むのか。予想していく。

 システムはこれまでと主戦として用いてきた3-4-2-1だろう。これに今回のメンバーを当てはめていく。

 GKは、10月のブラジル遠征に続き、11月のコロンビア戦にも招集された谷晃生が序列的には最上位か。ただ、直接チェックする機会がなかなかないヨーロッパ組のふたり、山口瑠伊と小久保玲央ブライアンを抜擢する選択肢もある。特に山口は今年6月のトゥーロン国際大会など、これまでも度々呼ばれていて、評価は低くないだろう。
 
 ディフェンスラインは右から岩田智輝、岡崎慎、杉岡大暉と読む。11月のコロンビア戦で先発した岩田の信頼度は高いはずで、当確に挙げられる。リベロにはビルドアップ能力に優れる岡崎、左にはスタミナ豊富な杉岡か。ただし杉岡はコンディションが万全ではない可能性もあるようで、もしかすると今年9月以降に台頭してきた瀬古歩夢が起用されるかもしれない。

 ウイングバックは東俊希、福田湧矢というニューフェイスふたりが有力だ。このふたりの他には長沼洋一、鈴木冬一と絶対的なレギュラー格が不在。森保監督が、新戦力を試して、よりフィットする人材を探したいと思っていても不思議ではない。

 ボランチは森保体制発足当初から長くコンビを組んでいた中山雄太&松本泰志だろう。今回はDF登録の中山も、トレーニングでは中盤でプレーしていて、ジャマイカ戦でも本職のボランチで起用される見込みだ。今年3月のアジア選手権以来の“再結成”となりそう。
 
 前線のトライアングルでは、今回10番を背負う安部裕葵は外せない。バルセロナBでも結果を残しているテクニシャンには、攻撃の牽引車として大きな期待が懸かる。そのシャドーの相方候補では、万能型の旗手怜央が筆頭か。スピードに定評がある岩崎悠人、ドリブラーの三笘薫は、試合途中で流れを変えるためのジョーカー起用が濃厚だ。
 
 CFの先発争いは、初選出の一美和成ではなく、これまでコンスタントに呼ばれ続けていた前田大然に分があるだろう。このスピードスターは11月のコロンビア戦ではわずか3分の出場に留まっていて、この試合でアピールに燃えているはず。ただし早い段階でポストワークに長ける一美を途中投入して、テストする案もありそうだ。

取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)

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