千歳飴の袋って、なんであんなに長いの?
[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2019年11月6日放送の「仰天コロンブス」のコーナーでは、七五三の話題が取り上げられました。
きょう11月15日は、七五三。参拝や記念撮影を予定しているご家族も多いでしょう。ところで、なぜ千歳飴の袋は長くなっているのでしょうか。
七五三の秘密を調べた
袋が長いとかわいく見える
明治19年創業、福井県越前市の朝倉製菓では、手作りの千歳飴を作っています。水あめ、砂糖を煮詰めて、空気を含ませ、細く伸ばし切断していきます。
千歳飴は長いのが特徴ですが、朝倉製菓では13センチと決めているそうです。
しかし、千歳飴の入っている袋ってもっと長いですよね。なぜでしょうか。
他にも何か入っているのかと調べてみても、飴しか入っていません。袋の長さは40〜50センチほど。なぜ長いのかは店主にもわからないそうですが、そもそも七五三は子供の健康と成長を願ったものです。
長生きしますようにと長い飴に願いを込めています。ですので、飴に負けないくらい袋も長くしたのではないかという意見が有力のようです。
江戸時代の書物によると、飴売りの七兵衛が「千年飴」として、長い飴を長袋に入れて売っていた、という記載があります。
おそらく袋も長くして、長生きを願ったと考えるのが妥当なのではないでしょうか?
また、袋には鶴亀、松竹梅などおめでたいものがたくさん書いてあります。すべてを描き切るために長くなったのでは、とも考えられます。
長寿の願いが込められた袋。子供たちが持つと長すぎる気もしますが、この長い袋をぶら下げるのとかわいくも見えるものです。
(ライター:りえ160)