【MLB】エ軍の新儀式? 大谷翔平とフレッチャーが“ビンタ応酬”するワケ「幸運の儀式」
16日の本拠地アストロズ戦の試合前に大谷とフレッチャーはベンチ内でビンタを応酬
エンゼルスの大谷翔平投手は17日(日本時間18日)、本拠地アストロズ戦で「3番・DH」で先発出場し、3打数2安打1四球。2試合連続、今季21度目のマルチ安打と活躍した。4打数2安打1打点を活躍した前日16日の試合前にはダグアウトでデビッド・フレッチャー内野手とビンタを応酬する新ルーティンを披露。なぜ二刀流のスターは親友と殴り合ったのか。儀式の謎をフレッチャーが笑顔で明かしてくれた。
後半戦5勝1敗と好スタートを切ったエンゼルス。好調な打線を牽引するのが小柄なリードオフマン、フレッチャーだ。オールスターに選出されたトミー・ラステラ内野手の自打球による骨折による離脱という緊急事態で、オースマス監督は1番に固定。ここ8試合は打率.400、出塁率.462と活躍。2番・マイク・トラウト外野手、3番・大谷という恐怖の「トラウタニコンビ」へのチャンスメークという仕事を完璧に果たしている。
「個人的には今、ラインナップの層が1番から9番まですごく厚くなっている。相手ピッチャーにとっては、どの打者も打ち取るのが簡単ではないんだ。それが自分にとってもチームにとってもプラスになっていると思うんだ。ノーヒッターの試合もある。大量得点もできている。間違いなく今勢いを感じている」
アストロズ戦後のクラブハウスで爽やかな笑顔で語ったフレッチャー。5連勝を飾った16日の試合前にはダグアウトで謎の儀式を解禁した。大谷から緩めの平手打ちを受けると、フレッチャーも右手でビンタ。気合が入った様子の大谷の姿を、フレッチャーは満面の笑みで見守っていた。
「確かに僕たちはダグアウトで平手打ちをしあったね。ワハハ! あれはなんというか……。ヒットを打つための幸運の儀式のようなものなんだ。時にはヒットを打つには運も必要じゃないか。だから、(お互いの顔を)ヒットするんだよ」
どんなにいい当たりでもシフトの真正面の突く打席もある。安打量産の幸運を呼び込むためのルーティンだったと、フレッチャーは明かしていた。
いきなり飛び出したビンタパフォーマンス以外にも、2人には有名なルーティンがある。人気ゲーム「スーパーマリオ」でコインをゲットする際のジャンプだ。
「スーパーマリオに関して、あれは握手のようなものなんだ。絆を確かめるために、選手それぞれに握手がある。ショウヘイとはマリオだ。時々ゲームでも対戦するし、何よりも僕はマリオが好きなんだよ」
マリオ好きの素顔も明かしてくれたフレッチャー。同期で仲良しの大谷と、どんなパフォーマンスが新たに飛び出すのか。好調エンゼルスを牽引する2年目コンビの今後のパフォーマンスにも注目だ。(Full-Count編集部)