敵地でのレンジャーズ戦に先発出場しているエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

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第1打席は鮮やか左前打、前日から4打席連続安打と止まらず

■レンジャーズ - エンゼルス(日本時間5日・アーリントン)

 エンゼルス大谷翔平投手は4日(日本時間5日)、敵地レンジャーズ戦に「3番・DH」で2試合連続スタメン出場。第1打席で相手先発のメジャー通算92勝右腕リンから左前打を放つと、第2打席ではバットを折りながらも中前打を放ち、今季19度目のマルチ安打とした。

 エンゼルスは初回にトラウトの2試合連続弾で1点を先制。続く大谷は1死走者なしでリンの外角ボール球のツーシームを打ち、“大谷シフト”で大きく空いた三塁線を抜く左前打。4試合連続安打とした。

 さらに、第2打席でも敵地に快音を響かせる。1-1の同点で迎えた3回2死一塁の場面。1ストライクから内角への95マイル(約153キロ)の直球を打ち、バットを真っ二つに折りながらもセンター前に運ぶヒット。これで前日から4打席連続安打。7月5日に25歳の誕生日を迎えるが、24歳最後の日もヒットを打ち続け、打率は.315まで上がってきた。

 6月23日(同24日)以降の9試合(スタメン7試合)は、28打数14安打の打率.500、3本塁打、4二塁打、5打点、6得点と絶好調の大谷。3日(同4日)の同戦では今季初の“マルチ二塁打”を記録した。6月は打率.340、OPS(出塁率+長打率)1.091、いずれも自己最多の月間9本塁打、32安打、22打点を記録したが、7月に入っても好調を維持している。

 エンゼルスは1日(同2日)にタイラー・スカッグス投手が遠征先のホテルで急死する悲劇があったが、チームはそこから2連勝中。大谷の今季通算成績は、この試合の前まで49試合出場、打率.307、12本塁打、35打点、OPS.926となっている。(Full-Count編集部)