妊娠中に気になる『食べもの』 OK / NGリスト
今日は前回の飲み物に引き続き、妊婦さんの食事の中でも食べ物編についてお話ししたいと思います。
妊娠中に気になる食材OK/NGリスト!!
ではここで、妊娠中でも大丈夫なもの・胎児や妊婦に悪影響を及ぼす成分が含まれている場合のもの・成分そのものは大丈夫ですが、食べ過ぎによって妊婦の体調に影響を及ぼす場合のもの・また妊娠中は食べたり飲んだりしない方がよいものをリストアップさせていただきたいと思います!
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プロセスチーズ
プロセスチーズは加熱処理されて作られているのでそのまま食べても問題ありません。ただ塩分が多いので、食べ過ぎると血圧が上がりやすくなりってしまい、むくみの原因にもなりやすいので量や回数に注意しましょうね。
カロリーオフ甘味料
カロリーオフの人工甘味料は、体重増加過剰や妊娠糖尿病など甘いものを控える食事療法で必要な人には使うことをおすすめしています。食事コントロールの必要がない人は、積極的に取る必要はないでしょう。また、多く摂りすぎると便がゆるくなる場合もあるので、摂る量には注意が必要ですね。
はちみつ
妊娠中にはちみつを食べてもまったく問題はありません。1歳未満の子どもはボツリヌス菌の感染の危険性があり、食べさせない方がよいとされていますが、妊婦さんが食べたはちみつのボツリヌス菌が胎児に行くことはありませんが、多く摂りすぎると体重増加につながってらしまいますので量に注意してくださいね。
料理酒
調理する際に十分に火を通してアルコールを飛ばしていれば問題ないでしょう。
ミナミマグロ(インドマグロ)、マカジキ、ユメカサゴ、キダイなど。
これらの魚には水銀が含まれており、胎児の発達に影響を与えてしまいますので、妊娠中は1回80gを週2回までと摂取量の基準が定められています。(*80gはおおよそ、切り身1切れ)
キンメダイ、クロマグロ(本マグロ)、メカジキ、メバチ(メバチマグロ)など。
うなぎ
ビタミンAが豊富なため、妊娠初期は摂り過ぎると赤ちゃんの形態異常を引き起こす可能性があります。市販のうなぎの蒲焼き(約100g)を毎日食べると摂り過ぎになってしまいますが、週1回程度なら問題ないと思います。
レバー
ビタミンAが非常に豊富なため、妊娠初期は摂り過ぎると赤ちゃんに影響が出る可能性があります。市販の鶏レバーの焼き鳥1本(約25g)だけでも1日の耐容上限量を超えてしまうのですが、1回食べたらすぐ危険ということではないので、週に1回1本までなら問題ないと思います。
昆布・ひじき
昆布はヨウ素が多く含まれており、ヨウ素の過剰摂取は胎児の甲状腺機能を低下させてしまいますため、毎日食べるなどの食べ過ぎには注意しましょう。ひじきはヒ素が含まれ、食べ過ぎると健康被害をもたらす恐れがありますので、妊娠中は乾燥ひじきを5gを週2回までにしましょうね。
貝・甲殻類
十分に火を通せば食べても問題ないですが、食中毒を防ぐために、貝のお刺身など生で食べるのは避けましょうね。
加工肉(ウィンナー、ハム)
加熱処理された加工肉であれば問題ないでしょう。ただ塩分が多いので、食べ過ぎると血圧が上がりやすくなり、むくみの原因にもなってしまいますので、食べるときの量や回数に注意しましょうね。
インスタント食品
基本的には食べても問題ありませんが、カップラーメンなどは塩分や油分が多いので、食べ過ぎると血圧が上がりやすくなり、むくみの原因にもなってしまいますので、量に注意しましょう。また、添加物が多く炭水化物や脂質以外の栄養素がほとんど摂れないので、たんぱく質や鉄不足になる可能性があります。食事の偏りを防ぐためにも、食べる時の量や回数に注意しましょうね。
キムチ・辛い料理
辛いものは基本は食べても大丈夫ですが、極端に辛いものは胃に負担がかかるため、妊婦さんの体調管理のうえでは食べ過ぎには注意しましょうね。
スナック菓子
基本的には食べても大丈夫ですが、スナック菓子は塩分や油分が多いので、食べ過ぎると体重が増え過ぎてしまったり、血圧が上がりやすくなり、妊娠高血圧症候群になりやすくなったり、むくみの原因にもなってしまうので、食べる時の量や回数に注意しましょうね。
刺身・魚卵
妊娠中は妊婦さんが食中毒を起こすと胎児に影響を与えます。食中毒を防ぐために、生魚は食べないようにしましょう。魚卵も同様で、魚や魚卵を食べる際は必ず十分に火を通しましょうね。
生肉(生ハム、レアステーキ、ユッケなど)
妊娠中はリステリア菌が胎児に影響を与えるため、生肉は食べないようにしましょう!食べる際は必ず十分に火を通しましょうね!!
ナチュラルチーズ
妊娠中はリステリア菌が胎児に影響を与えてしまうため、加熱処理されていないナチュラルチーズは、そのままでは食べないようにしましょう。ピザに使うなど火を通した調理法なら問題ないと思います。
生卵
妊娠中は妊婦さんが食中毒を起こすと下痢や嘔吐の症状が出たり、胎児に影響を与える可能性があるため、生卵は食べないようにしましょう。食べる場合は卵焼きなど十分に加熱処理してくださいね!
[文:meilong スタッフ]
「東京・恵比寿で美容鍼灸,鍼灸治療をお探しならmeilongへ(https://www.meilong.jp/」
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
meilong 院長・石川美絵(いしかわ・みえ)
大学では栄養学を学びテレビ局、IT企業、広告代理店などに勤務し、20代後半時の大きな人生の挫折から東洋医学の世界に出会う。鍼灸と漢方の奥深さに魅かれ鍼灸学校に入学し国家資格鍼灸師免許を取得。学生時代は40院の経営兼柔道整復師・鍼灸あん摩指圧マッサージ師でもある先生のアシスタントをし、国家資格取得後、北京中医薬大学卒でもある鍼灸30年の先生から技術を取得する。さらに美容鍼灸のパイオニアに師事し、世界で活躍する日本鍼灸の技術に刺激され研究を重ねる。さらに200件以上の治療院・クリニック・スパ・エステなどを周る。ホテル椿山荘の鍼灸治療施設「KENBITOKYO」、「東方健美」へ勤務した後、2014年、四谷に紹介制治療院Meilongを開業。
世に鍼灸を広めたく2015年meilong恵比寿院をオープンし、続けて2017年meilong恵比寿mana院をオープン。2019年meilong銀座院もオープン。
千葉大学医学部附属病院の和漢診療科での研修、漢方医、各専門分野の医師との連携もし日々、情報交換、学会への参加も努めている。また自分自身が不妊治療をし鍼灸と漢方も併用し子を授かったが途中、死産分娩を経験している事、さらに不育症からの妊娠を維持する為の体験、知識もあり不妊治療にも寄り添いたいという想いも強い。世の頑張っている女性の一番の味方でありたいと思っている。