『この世界の片隅に』NHK総合で地上波初放送、「#あちこちのすずさん」特集番組も
映画『この世界の片隅に』が、NHK総合で8月3日(土)21:00より地上波初放送される。
地上波放送の一週間後、8月10日(土)21:00よりNHKスペシャル「#あちこちのすずさん〜戦争中の暮らしの記憶〜(仮)」の特集番組の放送も決定。スタジオゲストは片渕須直監督、Hey! Say! JUMPの八乙女光、伊野尾慧、千原ジュニア。
「#あちこちのすずさん」というキーワードが生まれたのは去年8月、NHK「クローズアップ現代+」にて、『この世界の片隅に』の主人公・すずさんのように、恋やオシャレ、食べ物といった日々のなにげない暮らしを工夫して紡ぎながら、戦時中を懸命に暮らしていた人たちのエピソードがSNSで全国から集ったことがきっかけ。遠い過去の話だと思われがちな戦争を身近に感じてもらうことで、平和への想い“や戦争の記憶”を次世代につなげていこうという呼びかけに大きな反響が生まれ、番組には2000を超えるエピソードが寄せられた。
そして今年、より幅広い世代にも想いを届けるためにNHKの様々な番組が連動。10〜20代に人気の「らじらー!」(ラジオ第1)、子育て世代に多く見られている 「あさイチ」(総合テレビ)、働き盛りの世代を中心に支持を集める「クローズアップ現代+」(総合テレビ) 等、様々な世代に向けた番組で、8月10日(土)のNHKスペシャルの放送に向け「#あちこちのすずさん」の投稿を呼びかけつつ、NHKスペシャル当日は各番組から出演者が集う。
各番組やSNSなどで募ったエピソードを片渕須直監督の全面バックアップにより、アニメーション制作会社MAPPAがアニメ化する企画も進行している。
さらに、「戦争体験の風化」という社会問題に対して、記憶と記録をアーカイブし未来へ残す必要性を考え続けてきたYahoo! JAPANがこの取り組みに賛同。「#あちこちのすずさん」というキーワードをともに使用しながら、Yahoo! JAPAN独自のコンテンツを発信しつつ、“戦争の記憶”をつなげる試みに挑戦する。
新作『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』は、2019年12月20日(金)の公開に向け鋭意制作中。
(C)2018こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会
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