【MLB】菊池雄星、次回登板は31日エンゼルス戦 大谷翔平との“花巻東対決”実現へ
マリナーズのサービス監督が次回登板を明言、通常通りの先発登板に
マリナーズの菊池雄星投手とエンゼルス大谷翔平投手のメジャー初対戦が実現する見通しとなった。マリナーズのスコット・サービス監督は26日、敵地アスレチックス戦前に、菊池の次回登板が5月30日(日本時間31日)のエンゼルス戦となることを明らかにした。
同監督は「現時点でだが、彼は通常の先発登板をする予定だ」と話し、疲労軽減策による1イニング限定の“ショートスタート”を先伸ばしにするようだ。菊池は4月26日のレンジャーズ戦で自身初のショートスタートを経験。球団の方針で月に1度の予定とされているが、大谷との初対決が見込まれる30日(日本時間31日)は、通常の先発登板の予定となった。
菊池は前日25日(同26日)の登板で10安打5失点。ショートスタートを除き今季最短の4回途中での降板となったが、サービスは「球数を多く投げさせ左投手を苦しめる右の好打者がアスレチックス打線には揃っている。彼は春から適応してきた。昨日が初めての苦戦ではなかった。ユウセイについて気掛かりなことはなにもない。彼は学び続けている」と今後への懸念はないとする。
大谷はここまで休養のため2試合に欠場しているが、いずれも左投手が先発する同一カードの最終戦。菊池と大谷の体調に問題がなければ、30日に花巻東校出身の二人の対決が実現する可能性は高い。菊池は感慨を込めて言う。
「周りが楽しみにしれくださるというのは嬉しいことですし、僕らみたいな(日本の)真ん中から出て来た人間じゃなく岩手県の花巻というところから2人が出たことはちょっと意味があることかなと思いますけどね」
その一方で、本音も漏らした。
「再三言ってますけど。彼は2年目で1年(メジャーを)経験してますけど、僕はルーキーでまだ12試合しか投げてない。個人的な勝負をまだ楽しめるような余裕が正直なく、毎試合毎試合必死に投げているというとこがあります」
アスレチックス戦での敗戦を糧に、菊池はエ軍打線に全力で挑む。(木崎英夫 / Hideo Kizaki)