高橋由美子、笹野高史ら在籍する芸能事務所に所属決定で女優業完全復帰
昨年3月の不倫報道から、テレビで姿を見なくなっていた高橋由美子だが、近々、芸能界に復帰するという。
【写真】新所属事務所のHPに掲載されている“美魔女風”プロフィール写真
「報道後の昨年4月に、前事務所との契約が終わってフリーランスになっていましたが、このたび『グランパパプロダクション』に所属が決まりました。
生前、津川雅彦さんが代表を務め、朝丘雪路さんも在籍していた事務所です。高橋さんは今年の秋の舞台に出演予定で、現在は都内の美容皮膚科でメンテナンスにいそしんでいるという話ですよ」(芸能プロ関係者)
出演するのは、9月14日から上演する『怪人と探偵』。
「江戸川乱歩の小説を原案とした舞台です。大怪盗・怪人二十面相と名探偵・明智小五郎が“世界でいちばんきれいな宝石”をめぐって対決するストーリー。昭和モダンの華麗なミュージカルですよ」(スポーツ紙記者)
高橋は'89年に正統派アイドルとしてデビュー。
「“20世紀最後のアイドル”と呼ばれていました。完璧なルックスが人気を呼びましたが、見た目だけではありません。当時から歌唱力には定評がありましたよ。'98年には江角マキコ主演のドラマ『ショムニ』で演じた占いの得意なOL・日向リエが当たり役となり、女優としても評価が高まりました。復帰作がミュージカルというのは適切なチョイスでしょう」(テレビ誌ライター)
ただ、最近は歌手でも女優でもなく、バラエティー番組での活動が目立っていた。
「酒好きの豪快な“酔っ払いキャラ”という扱いでしたね。実際、'18年の元日に放送された『今夜くらべてみました』では、生放送中に飲みすぎて共演者に絡み一時、退席するハプニングも。『有田哲平の夢なら醒めないで』では、“20代のころに初めて会った男性と飲んで、目が覚めたらその人の家にいた”と武勇伝を披露していました」(同・テレビ誌ライター)
かつての清純派のイメージが決定的に崩れたのが、昨年3月に出た『週刊文春』の不倫報道だった。
「お相手は都内で和食居酒屋を2店舗経営する40代前半の実業家。もともと高橋のファンで、お互いが居酒屋で飲んでいて意気投合したそうです。'18年3月にラブホテルに入っていく姿が撮られ、別の日には2人で深夜までハシゴして飲み歩く姿が。
最初は“飲み友達”と言っていましたが、『週刊文春』がウェブ上で公開した動画で“アタシ、もっといろいろやってっから!”“別に、もっと普通に恋愛をしてますので!”と、ほろ酔いでぶっちゃける様子が衝撃的でした」(前出・スポーツ紙記者)
のちに高橋は不倫を認め、「理性を欠いた時間を過ごしてしまったのは確かです」
と、事務所を通じてコメントを出した。
「騒動後は、バラエティー番組のオファーもなくなってしまいました。実業家の男性は、不倫当時から経営不振だった居酒屋が、その後2店舗とも閉店して自己破産という事態に。
昨年10月には彼の奥さんが、高橋さんに対して慰謝料を求める裁判を起こしていたそうです。高橋さんはストレスで食事がとれず激やせし、実家に引きこもっていると報じられました」(前出・スポーツ紙記者)
ちょうどそのころ、高橋が出演する映画も公開されていたのだが、
「『いつも月夜に米の飯』という作品です。高橋さんは、男にだらしなく、いつも飲んだくれている居酒屋の女将という役どころ。撮影が行われたのは、騒動よりちょっと前だと思います。幸か不幸かあまりヒットしなかったので、たいして話題にはなりませんでした」(映画ライター)
高橋が所属する新たな事務所とは
再起のために、高橋は新たな事務所を探していた。
「不倫騒動後、グランパパのスタッフのところに、高橋さんの知人から所属についての話がきたそうです。彼女の演技力や歌唱力の高さは認められていましたから、すんなり所属が決まりました。ベテランの役者が多かったので、若い女性が欲しいということもあったようです」(前出・芸能プロ関係者)
確かに所属俳優には、岩下志麻、松原智恵子、笹野高史というビッグネームが顔を並べている。
「ゴージャスな顔ぶれですが、現在コンスタントに仕事をしているのは笹野さんくらい。岩下さんは、知り合いの監督やプロデューサーから直接、脚本をもらって出演を判断することも多いですが、今は仕事をセーブしています。アイドル時代からのファンも多く、味のある演技ができる高橋さんは、事務所としてもありがたいポジションなのでしょう」(同・芸能プロ関係者)
大黒柱の津川さんと朝丘さんを失い、笹野だけで支えていくのは大変そうだ。
「事務所には、津川さんと朝丘さんが亡くなった今でも、以前と変わらない数のスタッフがいます。長年の関係性もあるなか“退社してほしい”とは言えませんよね。経営を安定させるためにも舞台やテレビでコンスタントに稼げる俳優が増えたほうがいいと考えるのは当然のことでしょう」(制作会社関係者)
ただ、秋の舞台に関しては以前から出演が決まっていたらしい。
「舞台は2年近く前から、タレントのスケジュールをおさえたりするので、前の事務所のときから出演することは決まっていました。グランパパには、この春から正式に所属という流れになったそうです。
芸能活動が再スタートできるということは、慰謝料請求されていた件もクリアになったんでしょうね。高橋さんの今後の仕事は、これから営業をかけていくと聞いていますよ」(舞台関係者)
高橋が生活する実家周辺では
高橋は復帰に向けどんな生活を送っているのか。現在も埼玉県内の実家で生活しているというので、4月上旬に自宅近辺で話を聞くと、すっかり元の姿を取り戻していた。
「彼女は有名人ですよ。やっぱりお酒はやめられないみたいで、最近もよくこのあたりで飲み歩いていますから(笑)。でも、行くのは昔からある5〜6軒くらいのなじみの店だけ。飲み友達も、地元にずっと住んでいる人だけですよ」(近隣住民)
引きこもり生活と激やせを解消できたのはよかったが、酒好きキャラまでが復活してしまっていたらしい。
「不倫報道前は、新橋や新宿の居酒屋にフラッと入ったりしていたそうです。居合わせた客と意気投合して一緒に朝まで飲み明かすことも。酒の席でナンパされることも多かったようで、例の不倫相手も飲みの席で知り合った人。さすがに反省して、知らない店に飛び込みで入るのはやめたのでしょう」(前出・スポーツ紙記者)
飲む店を自宅近辺に限定したのは賢明ではあるが、女優としての再出発を控えた今、本当に大丈夫なのだろうか。埼玉県内で理髪店を営む高橋の父親を訪ねて話を聞いた。
「ごめんね。何も話せないんだ。娘と全然、関係ないですということではなくて、止められてますから」
申し訳なさそうに答えてくれた。以前は取材に対して高橋が引きこもっていることを話していたこともあるが、さすがに今回はまずいと思ったのだろう。
グランパパプロダクションにも高橋の加入について話を聞いたところ、
「彼女の所属を非常に歓迎しています。これからは面白い芝居をやっていってほしいと思います」
新事務所からは大きな期待を寄せられている。秋上演の舞台『怪人と探偵』で扱われるテーマのひとつは“欲望と理性”。くれぐれも、欲望には負けないように!