スタートアップが統合失調症の全容解明に挑む
臨床研究では、血液サンプルからの測定で、免疫障害を原因とする統合失調症の割合を確認する。検査などの中核部分は「精神・神経疾患バイオマーカー」として特許を取得しており、18年3月に試作システムを完成した。臨床研究を進め、近い将来、厚生労働省の認可を得たい考えだ。
統合失調症の治療は現状、医師の問診のみで投薬などの方針が決まるため、バラつきが生じる問題があった。医師へのヒアリングでは「統合失調症は未解明分野が多いため、得られる情報は一つでも多い方が良い」(小林社長)と肯定的な意見が得られたという。
同社は15年1月に設立したスタートアップ企業。年間売上高は約1000万円、資本金は約5800万円。「19年中に増資したい」(同)という。検査システムに加えて、統合失調症の治療薬の開発にも取り組みたいとしている。
